「ウチの庭場の鼻先で、デケェ面させて、のさばらしておくことはねぇ。それで掃除しようと思って...」
「馬鹿野郎、オメェのは掃除じゃねぇんだよ。ハタキをかけてな、障子破いてるもんなんだよ」
セリフで…
石川力夫という実在したヤクザを渡哲也が演じた作品なのたが、ここまで徹底的にクズで暴力的で甘えん坊で尚且つ全く魅力的でない主人公の映画ははじめて観たかも。
だいたいそういうキャラは、出自が悲惨だった…
あまりおもしろくなかった…。実録系ヤクザ映画の常である単なる歴史叙述を脱しようとしたのだろうが、それなら事実そのままの書物や映画で事足りる。偏見かも知れぬが、深作的なバイオレンスですら、事実の羅列に…
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