北国の帝王の作品情報・感想・評価

「北国の帝王」に投稿された感想・評価

リー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインが、ホーボーの帝王とタダ乗りを許さない鬼車掌となって対決する野蛮なスターVSスターのアウトローシネマの傑作。
名匠ロバート・アルドリッチ監督の手によって、ハリウッドが誇る二大怪獣が今ここに激突するのだ!もう見た目がスゴくて、主演の二人とも魔除けの民芸品みたいな人相をしており、二者が対立する様子は、「映画とは闘争であり、役者とは顔面だ!」と主張しているかのようである。
ラストの貨車の上でのタイマンは立場や建前を超越した男同士の名誉の決闘だ。彼らの闘争心を奮い立たせるのは理屈のさらに上、男としての誇りである。一方、キース・キャダライン演じるバカ役は若者がなってはいけない愚者の姿だ。頭が悪いのはどうにでもなるが品性が下劣なのは救いようがない。他者に敬意をはらう心を欠いた人間に、美しい生き方など出来ないのである。
アルドリッチの描く物語は、図太い信念と揺るぎない美学がひとつの作品のど真ん中に貫かれ、作品の中で提示される“生き方”は観るものの価値観を突き動かす。
私は普段から、それがどんな名作だろうと映画なんてものは時間を無駄にする娯楽だと思っているが、この映画を観てアーネスト・ボーグナインに戦いを挑めるような強い男に、リー・マーヴィンに列車から突き落とされないような仁義の人になりたいと本気で思わされた。映画を一本観終えることで世界の見方が変わるとはこの事なのか。
帝王は名実ともにナンバーワン。他の誰より自由でありたい、より多くの他者から認められたいというのは、人間の永遠の憧れだ。
人間とは戦う生き物。戦わずには生きられない。さあ、勝つ気のある奴だけ乗ってこい!
リー・マーヴィン vs アーネスト・ボーグナイン。
列車の上でのガチンコタイマン勝負。ふたりの男の激しすぎる対決。クライマックスの列車の上での決闘は手に汗握る。
演技対決ではアーネスト・ボーグナインに軍配か。
当時としては、という視点ではもう少し評価すべきなんだろうけどお話の割に見せ場が少ない。ちょっとダレる。
アーネスト・ボーグナインのガニ股最高。
音楽が好きです。映画は観てません。
大不況時代のアメリカ、列車の無賃乗車をする人間が後を絶たず、その人間を非情な手を使ってでも排除する鬼車掌と、帝王と呼ばれた無賃乗車のプロとの戦いを描いたアクション映画。

冒頭からショッキングな場面で幕を明け、鬼車掌の恐ろしさを存分に感じさせてくれます。
そして主演2人の意地と意地のぶつかり合いが始まり、テンポの良さもあって、2時間があっという間に過ぎ去ります。

リー・マーヴィンとアーネスト・ボーグナインの熱い名演技が光りまくり、物語に大きな熱量を与えていましたね。ただ途中までキース・キャラダイン演じるシガレットの存在が鬱陶しくて仕方なく、「こいつただイライラするだけの存在か?」と思っていましたが、ラストでスカッとするので許しましょう。笑

元祖ハードボイルドを体現した作品。今ではこんな感じの映画もなかなか無いでしょうね。
たむ

たむの感想・評価

3.7
迫力のアクションとアップで激情を表現して、まさに葛藤を描く傑作アクション映画です。
独り言

独り言の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

無賃乗車の渡り労働者とそれを許さない汽車車掌との西部劇。

俳優が良い。
無賃乗車と聞くとくだらないが、2人の帝王の美学を感じられる良い作品だった。
苛つく自己評価の高い若者が居てこそのストーリー。最後も良い。

自分は汽車も好きなので、細かな汽車描写もすごく良かった。
もた

もたの感想・評価

4.2
熱狂するものがあることはいいことだけど、まさかタダ乗りに命をかけた男の映画があるとは思わなかった。『キートンの大列車追跡』のような命がけのアクション映画を蘇らせたことに感動。
無賃乗車常習犯と?

では、現代では違う方向に行きそうなテーマですが。

とにかく、男臭い!

リー・マーヴィン、アーティスト・ボーグナイン見てくれからもザ漢。

鉄道ファンにお勧めなのかなあ?
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