タイトルからどんなおどろおどろしい作品かと思ってましたが、血もほとんど流れず、むしろサスペンスに近い映画でした。
過去のトラウマから来る自らの内面と葛藤する主人公の様と、そこに迂闊に踏み込んでくる…
1960年制作というのを踏まえると、テーマ設定は先駆的だし、画面作りや演出に美的なセンスが見られ、傑出したものがあるのは確か。
殺害を行う側に視点を置き、トラウマに起因する特殊な性的嗜好を取り上げ、…
素敵な邦題に惹かれてクリップしていた作品。血を吸うカメラ…比喩ですもちろん。
『PEEPING TOM』(覗き見トム)。トムってどなた?主役はマーク。覗き見がやめられない病気。それは父親のせいら…
ファインダーが犯人の視覚になるというのが珍しい。
ピアノだけの楽曲で恐怖を表してるのも印象的。
犯人の人間的な部分とサイコパスな部分を描き分けてあるので、もちろん殺人犯で加害者だけど、父親による異…
女性の恐怖に歪む表情に性的興奮を覚えるようになった男の話。
ヘレンという女性を真剣に好きになってしまったが、恐怖の表情を見てしまうと殺したくなってしまうという悲しい男が描かれている。
色も綺麗でおし…
このレビューはネタバレを含みます
めちゃくちゃカッコいいOPから、ガッツリ心を掴まれてしまった。
見なくてはと思っていたけど見ていなかった映画シリーズの一本だが、これは大傑作だ。
幼児期のトラウマから、病的なライフワークに取り憑か…
2024年の1本目。
1960年の「血を吸うカメラ」
窃視症という言葉自体、60年には知名度があったのかな。この映画は人々の"窃視"認識に影響を及ぼしたりしたのかどうか、調べてみないと。