モノクロだからこそ、表現できることがある。手玉に取られている女性と主人公の犯人が電話BOXという小さな空間にもいるにも関わらず、漆黒の黒みが意識していない奥行きを作る。
80分間が永遠にザ・ベストな…
ニヒルで厭世的なのに、ネコ好きな殺し屋。なんとも愛らしいキャラクター。本作でアラン・ラッドが大ブレイクしたのも頷ける。
逆に、本作ヒロインのヴェロニカ・レイクの恋人役であるロバート・プレストンは、あ…
このレビューはネタバレを含みます
通勤鑑賞384作目。
たまにはクラシックの名作を鑑賞してみる。
依頼者に裏切られ、追われる立場となった殺し屋の逃亡劇。
シンプルなストーリー。
大人のサスペンス。
ラスト、人質として一緒に逃…
フランク・タトル監督作。
『恐怖省』(1944)や『第三の男』(1949)の原作者であるイギリスの作家グレアム・グリーンによる1936年発表の小説「拳銃売ります」の映画化で、アラン・ラッドが巨悪に…
ヴェロニカ・レイク演じるグラハムは恋人との結婚を熱心に望む美しい女であり、人質として散々連れ回された挙げ句、乱暴な殺し屋の過去まで聞いて心の底から同情までする女性なのだ。
淑女であり、優しさも兼ね備…
天才の仕事。画面の連なりに目を凝らせば、台詞を聴かずともこの先なにが起きるか、ある程度は予測できちゃうんだから。実際、だいたいその通りになる。ところが問題はどう起きるかで、だいたいが「そうくるか!」…
>>続きを読む2023年02月22日Amazonプライム、無料配信。
グレアム・グリーンの1936年の小説『拳銃売ります』が原作。
新人だったアラン・ラッドの出世作。
日本では劇場未公開。1975年テレビ放映。…
「サムライ」(1967)「タクシー・ドライバー」(1976)が模倣したフィルム・ノワールの名作。人気俳優アラン・ラッドの出世作。原題は「THIS GUN FOR HIRE(拳銃使いの殺し屋)」※邦題…
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