さしもの深作といえど、ストレートな溝口オマージュには抵抗あったのかもしれない。
宮本真希は『祇園の姉妹』の”おもちゃ(山田五十鈴)”を襲名しながらも、むしろ周囲の芸姑たちにその攻撃性を明け渡してしま…
高級娼婦あるいは「金持ちのジジイたちの性的なおもちゃ」としての舞妓さん芸妓さんたちを描く作品。
最近話題の「花町の闇」の部分を描いててすごく面白かったし感動した。主人公の強さに救われる。これは素晴ら…
昭和33年、売春防止法が成立したあとぐらいの京都祇園を舞台にした舞妓や芸妓の話を深作欣二が映画化した。 この手のものは深作欣二には敷居が高いような気がしてどうもしっくりこなかった。 もっと女性の内面…
>>続きを読む実録ヤクザ物で群像劇を描く事に長けた、深作監督が撮った晩年の作品。
究極に洗礼された群像劇は一見の価値有り。
京都の舞妓見習いが、舞妓として客に水揚げされるまでを描いた作品。
映像の美しさ、物…
このレビューはネタバレを含みます
溝口健二監督『祇園の姉妹』のオマージュとして新藤兼人が執筆した小説を新藤自身が脚本化し、深作欣二が監督を務めた。
つまり、溝口ー新藤ー深作が繋がった作品。
深作はこの後「バトルロワイヤル」を撮り終え…