地獄はたしかにそこにある。あった。
完璧なショットの数々はもはや言うまでもない。驚いたのは精緻な作劇性だ。
いかにこの平安時代が狂気の時代であったか。
それでも父は人間の平等を謳い続けた。
しかし…
他のを先に何作か見て、そこから雨月→近松→山椒と見てきた中で、ここで一つの到達点に近づいたのではないかと思う美的センス・日本的幽玄さに、ただただ平伏す。
展開も多く、家族という普遍的に思えるものを…
慈悲の心。自分を犠牲にしてでも情けをかける男の人生に救いはあるのか。妹もある意味教えを守った。
話がなかなかしんどかったが、落ち着いており奥行きのある映像で見ていられた。ディゾルブ。水面に立つ波。
…
ビクトル・エリセが人生を凌駕する映画だと位置づけており、ずっと観たかった作品。
これ以上にないくらいの映像美
「人は慈悲の心を失っては人ではない」
「己を責めても人には情けをかけよ」
世の中の…
『山椒大夫』不勉強だったなぁ。溝口健二の作品はおそらく2つ目なんだけど、自然(中遠景)を含むカットがいちばん好きかもネ。
つまり、入水のシーンとラストシーンがどうしても好きです。
エンディング、クラ…
あまり合わず、、、
画面は相変わらず美しく素晴らしいのだが、厨子王のセリフ一言一言がいちいち決め台詞のような印象でうざったいというか、聞いてられないというか、、(ごめん)
が、
香川京子の入水の…