〖1950年代映画:小説実写映画化:文芸:大映:ATB〗
1954年製作で、「安寿と厨子王丸」の童話でも知られる説経節の演目を基にした森鴎外の小説を実写映画化の文芸映画らしい⁉️
え?安寿と厨子王丸…
★1989年に続き2回目の鑑賞★
中世の民衆芸能を原話として森鴎外が執筆した原作を映画化。そのような出典であるがため、正直、ストーリーは凄くおおざっぱで単純でご都合主義的なところも多い。
また…
映画を観始めてから、安寿と厨子王のお話しか…と気付く。
まあしっかり内容を覚えてなかったからいいんだけど…
そもそもこの小説タイトルはなぜ「山椒大夫」なんだろうね?
溝口健二の最高傑作と言われて…
中盤からやや駆け足な展開なれど溝口+宮川一夫の時代物の美しい情緒感は健在。
能にも通じるような幽玄とも言うべき映像美である。
内容では特に安寿と厨子王の幼少時代はよく雰囲気があるのだが成年した厨子…
森鴎外の原作とイメージちょっと違うけど面白かった。
原作では姉弟だけど、この映画では兄妹だったり、なんか色々ちょっと違かった。
安寿と厨子王の家は、福島市の伏拝にあったとされていて、
平安時代はこ…
息子は流謫の果てに、往年の気品を喪い見窄らしい格好をした年老いた母と再会を果たす。田中絹代と花柳喜章は湖のほとりで抱きあって、すでに鬼籍に入ってしまった父と妹のことを思い悲嘆に暮れる。満員の場内のあ…
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