ハウス・バイ・ザ・リバーに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ハウス・バイ・ザ・リバー』に投稿された感想・評価

tomoko
3.5

川のほとりに佇む一軒の屋敷。その静寂はどこか不吉で、フリッツ・ラングの冷ややかな視線が画面の隅々まで染み渡っている。サスペンスというよりも、罪の意識そのものが人間にどれほどの影を落とすかを、粛々と綴…

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3.6

このレビューはネタバレを含みます

フリッツラング監督のクライムサスペンスものでいつのまにかアマプラに来てたので視聴。

冒頭に川に動物の死体が流れてるのをみせて、家政婦を殺す。暗闇の中でうまく影を使って階段から降りてくるシーンをしっ…

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ラング監督の「扉の影の秘密」(1947)の次のB級ノワール。脚本は「らせん階段」(1945)のメル・ディネリ。

小説家のスティーブン(ルイス・ヘイワード)は、妻の留守中にメイドを誘惑し成り行きで殺…

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流石フリッツラング。
ただのフィルムノワールと思いきや最後のオチが、、笑

作家のルイス・ヘイワードは、家政婦の娘を暴行、そして殺してしまう。死体の始末を弟(リー・ボウマン)にも手伝わせ、川に捨てる。妻が見る原稿には、弟が犯人と書いてある。小道具は、時計の中のイヤリング。リ…

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わに
3.5
かなり久しぶりにフリッツ・ラングを観た。偶然がもはや映らない映画の気持ちよさ。

まさかの怨霊映画。まさかカーテンに憑依して襲いにくるとは!
これも被害者になるより加害者になる方が怖いという映画。この精神性を受け継いでいっているのが黒沢清なんだな…
人が誰も映っていないカットの空…

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臆病だが口は上手く他人なんて平気で利用して殺してしまう邪悪な兄と、生真面目だが何事にも不器用でかつ足の不自由な弟。大衆は身勝手な偏見から後者ばかりを疑い、制裁を加え、「面白いから」という理由で前者の…

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この兄本当に信じられないくらいクズ。終始イライラ。フリッツ・ラングはやっぱり面白い。

スランプに陥った作家がメイドを誤って殺害し、弟を巻き込み屍体遺棄
幻視に苛まれつつも、弟に濡れ衣を着せ執筆活動は順調に進んでいく…という倫理観の欠片も無い主人公像と死体を巡るサスペンスが面白い
メタ…

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