再鑑賞。
川から風呂場、曇る鏡、排水音、それを聞いてニヤつくルイス・ヘイワード、そしてまた川へ。立地もさることながら人間の感情までもが高湿度。闇と光との相性抜群。それでいてラストで吹き抜ける風がカー…
やっぱラング好きだわ。どこまでもゲス兄貴な主人公さいこうすぎる。『死の十字路』では、三國連太郎が死体を捨てる過程で橋に足が引っかかって靴を落っことすアクシデントがあったが、こちらでは上手いこと死体を…
>>続きを読む男が異常な心理に操られ理解不能の狂気に陥っていく様は年代的にもまさにブニュエルのエルのようだ。予期せぬ犠牲と引き換えに手にした彼の成功は、健全な感覚への再起不能を意味し一切を排除しようとする狂気に駆…
>>続きを読むシネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。
タイトル通り、川辺に建つ家が舞台の犯罪映画。
フリッツ・ラング監督作品。
メイドの若い女性を殺した小説家の男が、弟に死体の始末を手伝わせる。
家の前を流れる川に死体…
極めて不快指数の高いサスペンス!汀に打ち上がる動物の死体から始まり顔隠して尻隠さずな艶かしい脚が強調される階段描写(メイド/妻の反復)と死体を入れた麻袋が破れて金髪が蛸足のように水面を激しく漂う描写…
>>続きを読む妥協が目立つ無難な作品。
川辺の雰囲気は良いのだが、実際の撮影の大部分はセットで行われている。
ボート場面は、溝口の『山椒大夫』のように大きな水槽で撮ったのだろうか。
因縁深い兄弟の兄が悪者だが、実…
「ハウス・バイ・ザ・リバー」
冒頭、世紀末、潮汐のある河。ほとりの古風な屋敷、売れない作家、若いメイド、誘惑、抵抗、悲鳴、窒息死、片足の不自由な堅物な弟、失踪事件、小説、隠蔽偽装。今、自己中心的な…
後ろめたいと何気ないことにも恐怖を感じる。
冒頭の川。流れてくるものがただのゴミ。
この後の犯人が隣人に「いつか沈みますよ」、、、深い。
平和的なショットからの殺人シーンに至るまでの自然で滑ら…