愛の不毛を描き続けた巨匠アントニオーニが病に倒れる前に撮りあげた最後の単独監督作品。
次回作の構想に悩み、そのインスピレーションとなる女性を探し求める映画監督の物語です。
自身のイメージは女性によっ…
ミケランジェロ・アントニオーニ監督が描いたモヤッとした作品だった。
物語は、「妻は出ていく時に警報装置は残して行った」とつぶやく男の姿からはじまるが、この男は映画監督=ニコロであり、自分の映画に出…
オープニングとエンディングにアントニオーニが描こうとしたテーマ、あるいは彼独自の映像技法がよく表れている。しかし肝心のストーリーがまどろっこしい。あくまで男の視点から見た「男女関係」を切り取ろうとし…
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