ある女の存在証明に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『ある女の存在証明』に投稿された感想・評価

映画監督が、自作のヒロイン像を模索している。二人の女性との出会いと別れ。愛する女性を失っても、理想的女性像を模索し、空想は広がる。実は何もないのだが…。
梅田コマシルバーにて
Baad
4.0


『2046』を見た一年後ぐらいにBS2でみてびっくり。舞台になる国登場人物の社会階層などは全く違っていますが、メインのストーリーラインはほとんど同じと言っていいぐらい良く似ています。

大きな違い…

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アントニオーニ愛の不毛3部作に加えたくなるような一面の不毛色(実は“欲望”しか観ていない)。謎な視点のオープニング、暗闇、そして濃霧の中の逃避行から漂う不確実性。主人公の男が映画監督という設定からま…

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犬
3.3


自分の映画に出演する女優を求めて模索する映画監督の姿を描くロマンスドラマ

女性と出会い、話を聞く
そして、、

理想

雰囲気ある
ベッドシーンも多い

それぞれの女性たちが良かったです

これは大傑作でしょう。本質の上辺をふらふら漂い続ける煮え切らなさはいつものこととして、霧のシーンの霊験、同じくらい終始、ひそひそとささやき続ける、無機物、無生物の雄弁さ。物がもっとも活き活き映るアン…

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アントニオーニ愛の不毛3部作に加えたくなるような一面の不毛色(実は“欲望”しか観ていない)。謎な視点のオープニング、暗闇、そして濃霧の中の逃避行から漂う不確実性。主人公の男が映画監督という設定からま…

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どんどん自分の記憶を映画にしているような。晩年に彼が残したかったものは。
愛どころか人間の不毛さに立ち入りながら、人は深い霧の中を進む。
ボケにも近い迷走する話がまさしく、この映画内と映画外が交わる…

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n
3.7

マーヴィがパーティー会場に入る前に登った階段を捉えたショットで、壁の直線が別世界への入口の境界線のように見えた。
貴族のマーヴィ、小市民のイーダ。二人の女性といても、心はどこか違う場所にあるようだっ…

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この作品の主人公である映画監督のニコラは周囲の状況や人間をひたすら見ることに徹している印象。謎の女マーヴィに連れられてやってきた夜会で特にその印象が強められる。ニコラ自身の当惑を我々視聴者にもシンク…

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otom
4.0
確かなものを追求するってのはキリがないんだよな。やっぱり盲目のまま行き着くところまで行くんだろう人類は。と、アントニオーニが冷ややかに語っている様にも思われ。五里霧中感は半端ない。

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