原作とは違うが、好き。
キャロラインが公認しない理由の一つでもある妹との過去が省かれていたり、アダムとピートの結末も少し違うが、みんな原作よりも幸せそうで良かった。
とくに最後、劇場でのキャロライン…
2009年米国
監督/ ジェイムズ・アイヴォリー
出演/ アンソニー・ホプキンス(作家の兄アダム)/ ローラ・リニー(作家の妻キャロライン)/ シャルロット・ゲンズブール(作家の愛人アーデン・ラ…
ストーリー:亡くなった作家の思い出の中で生きる一家が、新たな一歩を踏み出すまでの時間を描く
南米ウルグアイが舞台(撮影はアルゼンチン)、エレガンスな演技の真田広之、成熟した大人の映画
人生のあり方…
このレビューはネタバレを含みます
作家ユルス・グントの伝記を書きたい大学教師のオマーと、ユルスの奇妙な家族の歩みを描く。久しぶりにこれ映画館で見たかったなって作品だった。ジェームズアイヴォリーの描くドラマが好き。音楽も画面の色合いも…
>>続きを読む全部良かった。
オマーが自分の人生に疑問を持っていること(沼がどうこうのあたり)、ディアドラとの関係性に不満があること、アーデンとオマーがお互いのどこになぜ惹かれたのか、あたりがよく分からなかった…
ある作家の伝記を書く許諾を得るため、不思議な取り合わせの共同生活を送る作家の遺族たちを大学教員青年が訪れる。深みのあるシーンの全て、台詞の全てを愛しみたくなるような作品。物語には核心があり展開もあ…
>>続きを読む亡き作家の伝記執筆をめぐる人々の「関係性」を語った傑作。閉鎖的ではあるが、豊穣なウルグアイでの生活への憧憬(この画の美しさといったら!それだけでも目に楽しい。)と足枷。妻と愛人、その娘。兄と恋人。主…
>>続きを読む御歳90のアイヴォリー監督が今尚、映画を通して投げかけてくれる文学への憧れや、ある特定の文化や風習の中で生きづらさを感じているマイノリティ達への生き易さのヒントってものが、如何に金言であるかというこ…
>>続きを読む