ホモに恋をした女流画家ドーラ・キャリントンの半生を綴った伝記映画。精神の愛と肉体の愛について考えられさせられる作品
イギリスのくすんだ空、殺風景な海岸、色とりどりな庭園、自然豊かな風景が気高く美し…
(公開当時に視聴)
本や映画、音楽というカルチャーってある時代まではかなり深刻に「私」を「誰か」に伝える手段だったと思うのだ。
この作品も御多分に洩れず、とある女に「この映画を見ればあたしが恋愛…
「絵を描くのは売るためではなく私たちのため」「これが死ならば大したことはない」
肉体的な快楽、金銭的な豊かさよりも精神的な愛を選びとる。
ひげを切るシーン、3人のヴェネツィアのシーンが印象的。
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↓↓自分用ネタバレあらすじ備忘録↓↓
キャリントンには恋人がいたが肉体関係を拒否し続けていた。友人の家でゲイのリットンに出会い恋人とは彼に惹かれていることを話し別れる。リットンとキャリントンは同棲…
どうしようもなくリットンが好きなのに、どうしたって満たされることはなくて。誰のことを責められる訳でもなく、深いところで苦しむキャリントンの表情が特別悲しかった。幸せと絶望ってどうして表裏一体なんだろ…
>>続きを読むエマ・トンプソンて嫌いなんだけど
このキャリントンは良かったなぁ〜。
物語にスッと入っていけたのはやっぱり彼女が巧いからなんだろう。
イギリスの田舎町の風景、
彼女たちが住む古民家も素敵だった。
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「から騒ぎ」でエマを知り、「いつか晴れた日に」で萌え、「キャリントン」で彼女の素晴らしさを知った。
実在の画家ドーラ・キャリントンとそのパートナー的存在のリットン。
キャリントンはリットンを心から…