カンサスシティの爆弾娘の作品情報・感想・評価

「カンサスシティの爆弾娘」に投稿された感想・評価

暗闇のなか、ローラースケートの足元が映る、そのあとサントラのオーケストラにのせてヒロインが登場しラクエル・ウェルチのクレジット。すでに泣きながら100点。恐ろしく地味な演出、なのにカメラは最高(すなわち大好物の大傑作)。家族には会えず生活は厳しい、幼い息子には避けられる、移動は深夜のバス、メンテナンスは自分でする。チームには歓迎されない、仲良くなったチームメイトはクビになる、苦さしかないローラースケート映画。ラストの、在籍の進退を賭けた反目し合うチームメイトとのデスマッチ場面、ふたりの楽屋から会場までの沈黙のシーンは、まるで宝石のように輝いている。

チラッとだけ映る娘役のジョディ・フォスターの生意気さや、観客のヤバさも最高。