キツいですね。現実は。
ロシア映画は得意ではないですけど、それなりに見易かったです。
日本人の収容所付近の炭鉱が舞台なんですけど、炭坑節(月が~出た出た~)などちょいちょい挿入されています。
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主演のガキがクソガキ過ぎる。平然と嘘を吐き、物を盗み、暴行に走る。誰も彼も簡単に人を引っぱたく。『Zガンダム』ばりに暴力へのハードルが低い。大人から見たらイノセントな存在かも知れないが、皆すっかり忘…
>>続きを読むこの映画が描き出すのは驚くほど豊かな画面(フレーム)である。何にキャメラを向けるかだけではなく、視界を横切る家の柵や線路といった確かな線分によって、構図が決定されているばかりか、その足元にある泥や雪…
>>続きを読む『大人は判ってくれない』Very Hard Version。感情の振れ幅をぐいっと引き伸ばされて、その間で揺れ動け!と言われているようだった。別に好きじゃないが傑作に違いない。遠景に立ち込める霧と白…
>>続きを読む「大人はわかってくれない」的な感じかと思いきや、常に死や騙し合いと隣り合わせの環境すぎて、全然甘い世界ではなかった。カメラワークも秀逸なカットが結構あるし、かつてのソビエトの風景が知れるのはおもしろ…
>>続きを読む子供に対する大人たちの冷たい視線や容赦ない暴力。雪の溶けた後の泥だらけで舗装されてない地面。突如聴こえてくる日本人捕虜の歌。共産主義国の閉塞感がモノクロの画面越しに伝わってきた。
ラストは(恐らく女…
フィクションでありながら生々しさがさごい。殴る蹴るの身体衝突、犬に噛まれるといったような偽装不可能なショット、肢体欠損した兵隊、不整地をバランスを崩しながら必死に走る躍動感。
現代では生々しさを保っ…