フランソワの青春の作品情報・感想・評価

「フランソワの青春」に投稿された感想・評価

フランソワトリュフォーの映画みたいだから主人公の名前がフランソワ?ていうか完全に大人は判ってくれないのオマージュ。映像は美しい。そして、ひたすらジャクリーンビセットが美しくて美しくて美しい。それだけの映画なのだが本当に美しいから、それだけでオッケーだと思う。髪フェチの孤独な少年が憧れる年上の女がジャクリーンというだけで、この少年は一生分の運を使い果たした事だろう。音楽が他の映画音楽にとても似ていた。男性・女性のシャンタルゴヤに気づかなかった。
acott

acottの感想・評価

3.8
悲しみを背負った空想癖のある11歳の少年フランソワの初恋的な物語。トリュフォーの『あこがれ』みたいな。フランソワ役の子が本当に陰があって役にぴったり。でも音楽がなぜかホラーでうるさい。
ヒロイン役がジャクリーン・ビセット、可愛すぎる。シャンタル・ゴヤも一瞬出てくる。
11歳の心に傷を負った少年の切ないひと夏の恋。これだけで既に美しい。

【あらすじ】
フランスの田舎町に伯父夫婦に引き取られ暮らす11歳のフランソワ(ジャン=フランソワ・モーラン)は、学校に行かず家庭教師に勉強を教わっている。家には伯父夫婦と小間使いの老人のみで、孤独な毎日を秘密基地のツリーハウスで過ごしていた。そんなある日、伯父の親友の娘ウェンディ(ジャクリーン・ビセット)がイギリスから泊まりにやってくる。(日本未公開、未ソフト化作品)

まずはフランソワがすごく可愛い、顔が。ところが心に闇がある。手のひらに描かれた怪獣の顔が秀逸で、オープニング一番にこれが出てくるのだけど、いきなりそのギャップに驚き、この子、なんかあるね!と思わせるのは、すごくスマートで好きなオープニングだった。しかもボロボロのセーターを着てる。結局、ずっとこのセーター姿だった。

さてウェンディ。それはそれは美しい。ところが(こっちも!)ある秘密を抱えている。ちょっと引くわ…



**ネタバレします**









ウェンディ。
あの美貌だから仕方ないけど、父親に息子、甥までがウェンディの虜になるというめちゃくちゃな世界。
結局、ウェンディは性悪な気がする。父親と愛人関係にあり、その息子に言い寄られ、気の無い素ぶりをしながらも二人で出掛けたり、挙句にフランソワに出来もしない約束をしておいて、まるでなかったかのように一人で帰ってしまう。
切ない通り越して、腹立たしい。

フランソワは傷ついた心にナイフを突き立ってられたようなもの。
それでもフランソワのラストシーンは切ない。

ツリーハウスのシーンから始まって、ツリーハウスでラスト。一度自分の世界から抜けトラウマさえも乗り越えさせる愛の力だったけれど、結局はまた自分の世界に戻って行ってしまった。
米題はsecret world
邦題より、こっちの方がしっくりくる。

この子はこの作品にしか出てない様子。残念だなぁ。
ザ・シネマで放映していた。「幻の映画」という文句に惹かれて観た。
見始めたのが数十分経ってからであることに後悔しかない。なびく髪に触れるシーンが美しかった。次放映される時は、必ず録画してはじめからみる。

忘れないため、評価せず記録。
のっけからドキッとさせるオープニング。

まるで主人公の心を闇を覗いてしまったようだ。

暗い瞳に、着た切りボロセーター姿のフランソワ。

ワケアリの彼は、伯父夫婦の古い屋敷に同居している。

画面全体を包む不穏な空気、そしてどこか冷めた家族関係。

ある日そこに降り立った“女神”に、一筋の光を見いだしたのだが…。

ヒッピーなファッションでも優美なジャクリーン。

ジェントルマンな伯父さんは、実は変態なのか!?

伯母さんの夫への女心も切なかった…。

ぬか喜びと失望に打ちひしがれる少年がイタすぎる。

恋って残酷。

舞台・キャストもフレンチだけど、言語が英語なのは制作側の都合かな!?
Guy

Guyの感想・評価

2.6
ビートルズの写真家で有名なロバートフリーマン監督。
未ソフト化。ジャクリーンビセットが美しい!
フランソワの儚い初恋が何よりも切ない。
フランソワが最後まで結局何も知らないところとか時間をかけてオシャレをして周りにも言いふらし周りが何も見えなくなるような恋と未熟故の浅はかかつ愚かな思い込みによる幸せの絶頂から突き落とされる感じがものすごくリアル。
この新票生の高さはきっと監督自身も似たような経験を幼少期にしたんだろうな。
名作。
あれだけフランソワくんに期待させておきながら翌日は戯言の欠片もみせないバッサリ感もさながら、去ると人間だけじゃなく館も風景もくたびれた感を醸すジャクリーン・ビセット力。メタルドレス着なかった、残念。
のん

のんの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の手に描いた絵にびっくり。一瞬ホラーかと思ったけど陰のある少年の憂鬱と恋の話でした。



あらすじ

11才の少年フランソワ。彼は両親を事故で亡くした後、プロバンスで叔父夫婦と一緒に暮らしている。家庭教師と何故か冷たい叔母、そして叔父と従兄と接する以外は時々同年代の子供と遊ぶくらいで、他は自分の秘密基地にこもってウサギを抱いて過ごす物寂しい毎日を送る中、叔父の美しい愛人ウェンディが登場。恋に落ちるフランソワ……。








ネタバレあり↓↓


ストーリーというより、フランソワを演じる少年と、ウェンディと、プロバンスの美しさを愛でる映画という感じ。
もの悲しさと、フランソワの奇妙な行動、ウェンディと叔父のラブシーンの変な演出(黒い手袋はなんの象徴?)と、フランス映画というよりイギリス映画という感じのちぐはぐな印象、どれもが軋みひっかかるのだけど、それも魅力的でした。多分すべてフランソワの美しさ……。今どきではない美しさにため息。あと、小道具が綺麗で、たとえば何でもないビニール袋さえ美しく演出されてて素敵。
フランソワという11歳の男の子、何とプリンス的な美しい顔立なのか! そんな彼がボロのセーターを着ている事に違和感を感じたのだが、なるほど、両親が事故で亡くなり心に傷を負っているらしい。

とにかくジャクリーン・ビセットの美しさだけで、映画が動いているようだ!
フランソワは美しい彼女に魅了され、心を開いていくのだが‥

忘れてはいけないのが、『男性・女性』の歌手シャンタル・ゴヤがビキニで出てくるシーン😍
これはファンには嬉しい驚きでした!
『シベールの日曜日』を彷彿とさせる映画でした。
フランソワが、あっさり去ってしまったジャクリーン姉さんの香水を、聖水を浴びるように顔にぶちまける。泣くしかないだろう。
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