ふがいない僕は空を見たの作品情報・感想・評価 - 5ページ目

「ふがいない僕は空を見た」に投稿された感想・評価

脚本で読みました。なかなか面白い。
向井康介さんは『聖の青春』もとても良かった。類型とかステレオタイプを避けるためにプロットをとても柔らかく構築してる感じがする。

旦那姑と上手くいかなくて不妊症の主婦が好きなアニメのコスプレをしてナンパした高校生とセックスをする。こう書くととにかくベタな感じがして心配になってしまいそうなものなんだけど、彼女が抱える痛みがとても伝わってくる。人生ってもっと楽しいはずだったよね、結婚って素敵なことだよねと幻想を抱くことは危険なことだけど悪いことだと断罪できることでもないわけで。

最初の主人公斉藤が主婦里美とセックスして、彼女との恋愛に本気だった自分に気付くまでのくだりも素晴らしい。別の女の子が本気で好きだと思って里美に酷い言葉を浴びせた後に、自分の本気に気付く。こういう丁寧な心情の積み重ねが映画を類型から救っていくのだと思う。

格差社会を描くことについても丁寧にチャレンジがなされていて成功している。窪田正孝が演じる福田のくだり。福田が嫌悪しているのは憐憫である。だからまっとうな恋愛や家庭の中にいる斉藤を嫌悪しているが、本当に嫌悪しているのは団地という場所から抜け出すことを諦めた自分だったりするのだろう。

映画も観ようと思った。

20190501
映画を観ました。うーん。タナダユキの映画って昔から笑いのセンスがないんだよね。シナリオだとここ笑い所ねってやりとりが流れちゃう。時間がないってのもあると思うんだけど、シナリオの方が数段上。もっと映画に対してどう客の興味を持続させるのかって考えないとと思った。
現場ができる監督だから撮り続けてるんだろうね。
あと、キャストの高校生たちが大人っぽすぎる。こういうミニシアターの客って女性だろうから、そこに向けてイケメンを使えばってことなんだろうけど。そもそもが高校生に見えない。大人でも子供でもない年齢の子たちが持ってる不定形なシナリオの中での動きが嘘に見えちゃう。
IKUYA

IKUYAの感想・評価

3.4
何だか少しゴチャゴチャしてて自分にはちょっと見づらい映画だったかも。
けど、登場人物の心理描写やキャラクターはよく伝わってきたので最後まで見れた。
この主演の女優に今までは魅力を全く感じた事は無かったのだけど、凄く魅力的に写し出されてた。
ザン

ザンの感想・評価

4.0
想像してたより重い作品でなかなか良かった。わかる、ちょっといけない事かとも思いつつ、のめり込んでいくのは思春期の高校生に限ったことでもない。ビラをまくのも然り。あの継母強烈だったな。旦那も情けなく、田畑智子に同情する面はあるが、相手が高校生なのは犯罪だろう。母親の仕事の手助けとは言え、担任の先生の出産に立ち会うのはちょっとイヤだな。
Kaori

Kaoriの感想・評価

2.5
完全に雰囲気で題名で選んで借りた。
最初からやってて、なんでこれ借りたんだ??ってなったくらい←
すごい邦画っぽくて、長かったー。
あ

あの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

不倫セックスだろうが、コスプレセックスだろうが、
その行為自体は生命の誕生に繋がるって
なんだか不思議だなぁって
中学生みたいなこと考えとしまった。

生と性が切り離せないことを知ってからも、
その2つの間をうやむやにしたり
同居させたり、
おちゃらけたり、
悩みの種だったり、

不倫コスプレですごく素敵な笑顔でじゃあう二人のシーンを観てから、
登場人物の多面性が魅力的で悲しくて。

「ちょい悪オヤジの神アプリ」みたいな面白いキャッチフレーズのエロ動画広告を見てる男性も、
その人生では
お仕事の真面目な会議出たり
趣味があったり
決まった人とセックスしたり
子供が生まれて感動したり、
ずっと「ちょい悪」じゃないんよなぁ、

エロってなんなんだろう、
子供をつくること、
生きていくことってなんなんだろう、
極端な話、どっちが楽しい時間なんだろうと
意味不明な脱線をまじまじ考えた映画でした。

映画の話に戻って、
窪田正孝の佇まい最高…。
ちょっと高めの声とか、話し方、表情、謝り方。
親友の不貞のビラを配ったかと思ったらからかうクラスメートを殴ったり、
拒否してた「施し」を受け入れた瞬間がまた悲しくて。
多面性といえばバイト先の男性の
「とんでもない奴だから普段はとんでもなくいい奴じゃないといけない」というセリフとか、
主人公のガールフレンド(めちゃくちゃ可愛かった。誰だろ)が不貞の動画みて笑うとことか、
不倫自体も二面性以上のことだろうし、
人間って、もちろん自分含めて残酷だなぁ。

そういう意味ではお母さんのふがいない場面が圧倒的になかったから、出来た人すぎて浮いてた気がする。
どろどろした部分見たかった笑
実に邦画的で、抜け出せない暗くて長いトンネルのような映画だわ。
最後に光が差し込むんだけど、道中はやっぱり様々な地獄をジメッと描く。
ここまで言いながらも好きなんだけどね笑

永山絢斗や窪田正孝といった若手の演技派俳優がめっちゃ良い感じで、特に窪田正孝が演じる高校生の境遇やセリフ、立ち振る舞いが結構胸を締め付けられたわ。

そして、田畑智子。
何より可愛い。歳を重ねても幼さやあどけなさが残り、生々しいシーンでも二次元のキャラクターのようだった。
それ故に彼女が抱える背景とのギャップのエグさが光る。
あんな地獄あるかよ。

ラストシーンのセリフがナイス。
怪獣

怪獣の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

この映画が存在する意味が、しっかりある、と思った。映画や小説でなきゃいけなかった。どうしようもないものが、ある。生きていると、ある。隠してるけど常に抱えているものを、すくい取って見せられた感じがした。ひたすらに苦かった。映画にぴったり触れられてしまったと思った。
田岡さんの台詞が、何度も頭の中で反芻する。はじめに、次元が違うと思った虚しさに近い怒りの感情は、どっかに飛んでいった。クセもアクもあるのが人間で。当たり前のそれがすごい、未熟なわたしには傷付く。
福田があくつと写真をばら撒いているシーンは、残酷で眩しかった。あのシーンを拡大したら、いったいどんな美しい青春映画ができるだろう、とか。

「僕たちは、本当に自分で自分の人生を選んだか」自分で決めたものがいちばん美しいんだよ。
不幸集めましたみたいな

何があっても進めますわと

小説読み終わった後と同じようにとりあえず空を見た
ゆーき

ゆーきの感想・評価

3.2
女性の監督の方が結構生々しく人の営みを描いている気がする

それにしても狭苦しい世界よ…
生きづらい

日常のシーンほど描くのに演技力がいるんだと思った
し

しの感想・評価

3.8
闇鍋かってくらいこの世の不幸の詰め合わせなのに、そしてさほどハッピーエンドでもないのに、見終わった後の清々しさが独特 鑑賞後の余韻を噛みしめる映画
私の中の清竜人の痛いよをはじめて聞いた時の気持ちと似てる