マーガレットの作品情報・感想・評価

「マーガレット」に投稿された感想・評価

Oliver

Oliverの感想・評価

2.6
あれだけの出演者を揃えておきながらこのクオリティはどうかなーと疑問が残る。

自分の配慮に欠けた行動により発生してしまった事故の責任を感じ、犯人に罪を負わせようとするリサ。事故のトラウマにより精神的に追い詰められていくが、あまりにも取る行動がどれを取っても不審過ぎて心の不安定さがよく分かる。ただ、それにしても、そもそも自分だって犯人だけを責めるのではなく、責任を取るべきではないのか。。と投げかけたくなった。

あまりにも自分本意すぎるところに、最後まで共感はできず。。
不確実性に満ちた世界で、何をあてにして生きていくのか。誰を頼りに生きることができるのか。
弱さと共同性、ケアについて考えさせられる。
akology

akologyの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

アンナ・パキン、懐かしい…
8年前の作品。
人が亡くなった交通事故の原因に関与している女子高生のお話。
バスが走ってる中で運転手に話しかけ、それによる脇見運転により運転手は女性を轢いてしまう。
運転手と女子高生の双方が悪いはず。
が、運転手に罪の意識がないことを理由に運転手を訴訟にかけ、一方的に責め立てる主人公にまるで共感できなかった。
正義感が強いふりをしてるけど、自分を棚に上げてよくもそんなに人を責め立てられるものだと彼女に対して嫌悪感を持ってしまう。
結局運転手は解雇されずにそのまま運転手を続けているというオチ。
誰の目線で見るかで、何が正義なのかが異なる。
ストーリーとしては良いのだけれど、主人公がいつも誰かに喚き散らしてる姿が醜くてうんざりしてしまった…
M

Mの感想・評価

3.0
良かったです。
まだまだ人生これから、ってゆー若い女の子の心の叫びや苦しさとか不安みたいのとか、この女優さんが表情とか力強さで伝わりました。
でもそれくらいかな。
バス運転手の追い詰め方も、なんか、色々違う気もするし…
バス運転手が悪魔みたいな攻め方してたけど、え?違くね?って…
あと売り文句で、女の子が事件を先生に話すが…みたいな感じで書かれてたけど、先生との関係も先生に相談するって事も、ストーリー的に底辺の方じゃ?
たいして重要でもひっかけでもなんでもないので、売り文句はあれ?って感じ。
真夜中

真夜中の感想・評価

2.7

このレビューはネタバレを含みます

運転中のバスの運転手に話しかけてしまったことで一人の命が奪われる交通事故を引き起こしてしまった女性の姿を通して、良心の呵責を問うような重厚な作品を期待してたのですが、事故の他にも母親との確執なども絡んでおり、それがまとめ切れておらずやや散漫な印象を受けました。
150分のほとんどが登場人物たちが言い争い、罵り合うシーンばっかりでげんなり。 さらに致命的なのはこの映画に感情移入できる人物がまるでいないこと。 特に主人公のリサには怒りすら感じました。 事故の原因を作ってしまったことの罪悪感や、偽りの証言をしてしまったことへの葛藤などがさほど感じられず、バスの運転手へ責任転嫁してるだけのように見えます。 自分を棚に上げて被害者の親友とともにバス会社へ運転手の解雇を迫る訴訟を起こすなんて言語道断。 不安と迷いで押しつぶされそうな精神状態から唐突な行動に出てしまうというのはわかるのですが、そこに至るまでの心理や感情の流れが感じられず、単に逆ギレして暴走しているだけにしか見えません。 アンナ・パキンのヒステリックな早口演技だけが良くも悪く印象に残りました。 聞くところによると、撮影自体は2005年くらいに撮り終えていたそうですが編集を巡って訴訟沙汰があったそうで5、6年お蔵入りになっていたようです。 そして2011年にめでたく陽の目は観たものの、興行的には大惨敗だったとか。 この散漫な出来をみるとそれもわかる気がします。 絶対もっといい作品になったはずの「惜しい感」が感じられます。
ザン

ザンの感想・評価

2.5
かなりの情緒不安。要因は父性愛の欠如か。あの瞬間に勇気を持って言えなかったことへの反省と後悔の念から始まった行動であろうが、それはどこか自分本位。自分を正当化する手段として、他人にも自分と同じ反省の気持ちを押し付けようとするのは正義とは思えない。行動の結果は皮肉な形となったが、彼女の性質を露わにする授業風景はすごかった。個人の人種的背景も多様だから、学生が自分の言いたいことを譲ることなく大声で言い合う日本ではまず見られないスタイルが成立するのか。
papapaisen

papapaisenの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この人演技うまいぞ!
ただ悪いのこいつだろバスの運転手とめるとか正気かよ って共感できんところがまた普通の理想映画と違っていいよな
そういやいっぱい有名キャストでてた
みんなうまい!
アンナパキンこんときは28歳やけど17歳ってと思ったらけっこういけるあと胸でかすぎ 笑
んで気弱で優男の先生役にマットデイモン
あとジャンレノもでてた
結局、しょせん若者は自分の事しか考えないって事よね。わが家の愚息らもそうだし。
hk

hkの感想・評価

3.6
マーガレット、君が嘆くは己のため。
本人は正しいと思ってるだけに、生きづらいし、周りは迷惑するだろう。

リサの傲岸で不謹慎な発言と、それを聴く人が醸し出す緊張感がすごい。
そして中絶の費用が安い。

運転手に逆恨みされて、殺されるのではないかと思って、終始ヒヤヒヤした。
emily

emilyの感想・評価

4.2
勝気な女子高生マーガレットがある日、気にいる帽子を被ってるバス運転手の気をそらした事で、交通事故をひきおこし、女性が亡くなってしまう。しかし信号は青信号で運転手に過失はなかったと証言してしまい、罪悪感に苛まれ、証言を翻し、運転手を追い込んで行く。

スローモーションを多用し街の風景を何度も描写する。変わらない風景、夜の街を上から捉え、続いて行く日々の中で、バス事故により見える景色は同じでも確実に昨日までの彼女とは違う。母親の舞台の仕事とマーガレットの学校での様子を交差させ、それでも続いて行く日々の中で少しずつ変化して行く心情を丁寧に描写している。

罪悪感から証言を変え、矛先を運転手に向け責任を取らせようとするが、それはあくまで正義感でも何でもなく、自分の"罪"から逃れるための正義である。常に上から人を見下し、自分が正しいと信じてやまないマーガレット。彼女の心情が非常に丁寧に描かれており、16歳ならではの過信は周りを傷つけ自分を傷つけていることに全く気がついていない。曲げられた正義感を演じお金持ちのユダヤ人という固定概念が彼女を作り上げ、同時に壊して行く。

根付いた差別心は敗北した時にはじめて解き放たれるのだ。誰もが自身の人生の主人公であるが、その物語は脇役なしには絶対に成り立たない事を日々の中で忘れてしまう。脇役がいるから主役が生きてくるのだ。だからこそ常に謙虚な気持ちを持ち、周りに生かされていることを常に念頭に置かなくてはならない。
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