他のディートリッヒ映画みたいに彼女がいろんなコスチュームに着替えて、ピアノまで弾いてくれるけど、お洒落なアイドル映画であるだけじゃなくて、胸が詰まる。
途中の駆け引きもやっぱり面白いと思う。
最後に…
これは、そこまででもない。長いオーバーラップに鏡、猫の比喩と多面的なディートリッヒの性格が視覚化される。十字切って死ぬ覚悟を決めたところを、兵士が命懸けで助けようとしたのにもかかわらず、その僅かな時…
>>続きを読む大好きなバルカン超特急もそうだったけど、楽譜を暗号に使うってあるあるなんだろうか。据え置きのカメラに近づいてアップになるディートリヒの顔と、最初と最後に右脚のストッキングを直す仕草、垂直モンタージュ…
>>続きを読む人物の影や鏡そして黒猫による二重化で、複数の顔を持つスパイの実像を示す。と書くと、『ブリッジ・オブ・スパイ』における鏡や絵による二重化・三重化が思い出される。ディートリヒはピアノを弾くが、こちらは『…
>>続きを読む前回2013年に観たので、12年ぶりに鑑賞。
アマプラ無料体験中だが、マレーネ・ディートリッヒ出演作ばかり、彼女の出演順に観ている😄笑
本作は、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督&マレーネ・ディー…
こんなに魅力的なスパイを演じられる女優は今もそうは居ない。映像やストーリーの粗さなど全く気にならず、むしろ効果的にすら思えてくる。ピアノを弾く姿、ルージュを引く姿、生死の瀬戸際での表情など最後の最期…
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