気づかないうちにぬるっと始まるフィクション
この映画の話法というか、最初に断片を撮って後から構成を考えて残りを撮るというアプローチがバチボコイケてる。そこに現実世界の制約があって演出プランを練って…
映像と音のパッチワークが見事なことはさることながら、ミゲル・ゴメスの、現地の人々と実際にあるロケーションで映画というフィクションを製作するという技法は、人間がどうしたら美しく生きることができるかを、…
>>続きを読むおおざっぱに、音と映像が分離した前半(会話もアフレコだったり)と、
リアルタイムを指向する後半(マルチカメラによるライブの撮影や、アフレコの音楽かと思いきや実際に近づいてきてる音源)。
監督による…
ニワトリ、撮影クルー、フェスの観客、バイクライダーズ、カトリックの行進、アコーディオン奏者たち
と集団が主人公たちに対して事象を起こした時に何かしらの動きが制限される
それはドミノが倒れたり停電が起…
やりたいことがちょくちょくわかるのだけれど全然うまくできてない(撮りきれてない)ように感じる上にラストのスカしたようなスタッフ談義にキレそうになった。普通に考えて橋の上での三者すれ違いで終わってよか…
>>続きを読む
ドキュメンタリーのパッチワークのようでありながらその観察眼は映像作家のそれで、非常に物語的な視点をもって映画が作られているなと思っていたら、いつの間にか現実の延長線上にあるフィクションに引き摺り込…
「ミゲル•ゴメス アーリーワークス」Bunkamuraル・シネマで鑑賞。
音楽フェスティバルが開催される、8月のポルトガル山間部。
映画製作チームや、地元の村人たちや、フェスの様子をドキュメンタリ…
まだ早かった。涙を流して笑う女性のクローズアップに吸い寄せられたけど、じゃあそれは何なのか、とか思ってしまった途端に一気に遠ざかってしまう感じがある。夢ですらない変な感じ。心地よくない。疲れる。それ…
>>続きを読む