地獄への道は、思考放棄からなる
1960年代、世界がアイヒマンを冷酷な怪物と断罪するなか、ハンナは彼を「単に命令に従っただけの、どこにでもいる小役人」と捉えた
自分の頭で考えることを放棄した結果、…
過去鑑賞。
ドイツ生まれのユダヤ人ハンナ・アーレントは、ナチスから逃れてアメリカに亡命し、第二次世界大戦後は哲学者として敬愛されていた。1960年代初頭になり、多くのユダヤ人を強制収容所に送ったアド…
ナチスの幹部は、冷酷な悪魔でも何でもない。指示に従って業務を遂行するだけの「平凡な人」だー。こうした見方を世に初めて表したのは、二十世紀を代表する哲学者ハンナ・アーレントです。日々の仕事に追われる…
>>続きを読むアイヒマンの冷静で論理的な証言に対し、感情をあらわにするユダヤ人たちの姿が対照的に描かれている。
善と悪が二極化された裁判では、すでに結論が決まっており、そこに反論することは、ユダヤ人である彼女自…
まず前提として、
映画という大衆芸術の中で教養主義に走るのはナンセンスな教養誇示になる可能性があるから戒めと謙虚さを持って考るべきである
と思った
言わずもがな伝えたいことは最高で
アーレントのア…
アイヒマンに「凡庸な悪」をみたアーレントを、友や世間が追い詰める。糾弾する側の論理が今ひとつ描かれない不全感も。同監督の『ローザ・ルクセンブルク』同様、作品的に平板な分観ながらいろいろ考えられる余地…
>>続きを読むゼロヒャクでどちらが正しい、間違っているという話ではないだけに、なかなか難しいテーマだが、ハンナがユダヤ人指導者が罪に問われるべきとすればそれは「思考をやめたこと」みたいなこと(うろ覚え)を言ってい…
>>続きを読む他の方もおっしゃっているように、前提知識がないと議論の内容は少し難しく感じる。
少なくとも、
・反ユダヤ主義と反ナチズムの区別
・アイヒマン裁判のおおまかな流れ
・ハンナ・アーレントの基本的な思想
…