アウシュビッツの会計係の作品情報・感想・評価

アウシュビッツの会計係2018年製作の映画)

The Accountant of Auschwitz

製作国:

上映時間:78分

3.9

「アウシュビッツの会計係」に投稿された感想・評価

ぺぺ

ぺぺの感想・評価

5.0
「コリーニ事件」と「家へ帰ろう」を回想。
ドレーアー法も思い出しながら。

加えて鑑賞中ずっと頭の片隅にあった疑問。
じゃあ、なぜエノラ・ゲイのパイロットは英雄なの?
日本人はなぜ彼らに声を上げなかったの? 上げられなかったの?

「ヒロシマわが罪と罰」、再販してほしい。
ni

niの感想・評価

4.5
1番印象に残っているのは、ホロコーストに直接的に関与していたアウシュビッツの会計士を、アウシュビッツに収監されていた生存者の一人の女性が「許した」こと。私がもし生存者だったら絶対に許せないなと思った。でも私たち人間は、相手を許さない限り前には進めないのかもしれない。またこの会計士に対する裁判の結果としては、結局受刑される前に会計士が亡くなってしまったし(自殺ではなく、老衰や仕方ない理由であると思われるが)特に何の意味もなかったように一見思われるが、殺人は、何年経っても裁かれるということを未来に示すための裁判であったということがすごく印象的だ。

そしてまた衝撃なのは、この会計士に限らず、何人かのホロコーストに関与した者たちが、終戦から何十年という時を経ても罪を認めていないこと。劇中で出てきた、ナチの1人が泣いていた赤ちゃんを黙らせるために、列車に投げつけて殺したということを悪く思わないということを言っていたことが恐ろしすぎて忘れられない…
またホロコースト否定者が本当にいるということに対しても驚いた。
戦後のドイツの政治体制がナチの残りによって作られたから、罪を逃れたナチが沢山いることなど、本当に衝撃的なドキュメンタリーだった…
Netflixで配信終了前にみることができて本当に良かった。
さ

さの感想・評価

4.0
視点の描き方がいい。内容的にめちゃくちゃ息が詰まるけど、構成が優れているから全編観入ってしまった。
観終わったあとの息切れと疲労感が、、、


戦後のドイツの対応とかはこの作品を観るまで知らなかったんだけど、ヤバいな。ホロコースト否定論者とかもガチでいるんやな。

ドイツだけじゃなく各国が負の歴史を抱えているということは作品中でも指摘されているけれど、この作品(が描いた裁判)は各国各人が自国の負の歴史を考え直す重要な資料になるんじゃないか。
07

07の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

過去の罪に対しての裁判でもあるけど、未来のためでもあるというのはすごく納得出来た
ドキュメンタリー作品。反戦争派、反ナチス派のドキュメンタリー。ドキュメンタリーで地味になるかと予想していましたが、するすると進んでいく展開に引き込まれました。

93歳の元アウシュビッツで働いていた老人に対して罰を与えるべきなのかを焦点に、ヨーロッパの現状や過去の裁判を織り交ぜながら、この問題に切り込む。

極右集団のネオナチが勢力を増しているヨーロッパという現状を織り交ぜることで、過去のことではなく、現在にも地続きの内容として取り扱っていたのが良かった。過去の証言で、驚いてしまう内容があった。
・双子の方が収容所で好まれた。なぜなら、人で実験する際に、対照実験が可能になるから。
・泣いている赤子を列車の側面にあてて泣き止ます(殺す)

フィクション要素のある「戦場のピアニスト」で親が子供が何も言わないように口を塞いだけれど、時間が長すぎて窒息死してしまったことが描かれていたが、実際にそれと近いことがあったのだなぁと思った。

また、アウシュビッツの記録館で、ナチスによって殺された人々を記録した名簿が巨大で、高さ2m、横10mぐらいあり、そのインパクトが絵面として凄い印象的。

どの国でも過去と折り合いをつけられない、という言葉が印象的。日本でも実際にそうですし、ヨーロッパでもそういう問題が残っていることが明確にわかる内容だった。

裁判の内容として激動というわけではなく、その周囲の人物を掘り下げていくことで、この裁判の重要性を理解させる内容、少し速足のスピードで勢いが良かった。(人をバラエティ番組のように小馬鹿にする一連のシーケンスは不要だったとは思う)
L

Lの感想・評価

4.5
直接殺しをしていなくてもその罪を問うことは可能か?50年以上の前の罪を裁くことはできるのか?アウシュビッツで実際に働いていた93歳の男を裁判にかけるドキュメンタリー。今回も色々と衝撃的だった。まず戦後のドイツ司法がナチによって作られていたことや、それによって裁きを受けたナチの人数が異常に少ないこと。そしてナチによる報復を恐れて従事を拒否したことで、罰を受けたナチが0人だったこと。本当に衝撃だった。何も知らなかった。最初歩行気をつけてよろよろ歩いているおじいちゃんを今更、、と少しでも思ってしまった自分を殴りたい。生存者たちの体験談に涙が止まらなかった。
"二度とこんなことが起こらぬよう"なんて軽く言える言葉じゃなかった。そんな言葉は無意味だ、というセリフが頭から離れない。現に今でも虐殺などは起きていることであるからこそ、こうして年齢に関係なく罰を追求することで少しでも未来に繋げることができると学んだ。
おもち

おもちの感想・評価

3.2
あまり関心持ったことなかった戦争裁判系。日本でも裁きを逃れた人がいるように法律から細工されてると正義がなんだかわからなくなる。あの弁護士のおじさん他の番組でも見たことあるな。
OnOrOff

OnOrOffの感想・評価

4.3
アジアのあちこちを侵略し同化政策や大虐殺をしてきた戦犯のはずの孫やその従兄弟がつい最近まで総理だった国の人間からすると、94歳ですら裁く国…感服としか言いようがない。しかも下級の命令する地位に無い人に対してだ。すごいなあと素直に思う。このお爺ちゃんを断罪すること自体に関しては複雑だが。

じゃあ2回の原爆を落とした国の関係者は裁かれないのか?あれだって一般市民に対しての立派なホロコーストじゃないのか?真珠湾で殺しまくった国だからやり返しただけ??今も関東の上空を自由に飛行機が飛べない属国の民より。

この世は不可解、不公平だらけ。
人は死に世代が変わっても未だ、終わっていない。

とくに終盤の10分は本当に素晴らしい内容のドキュメンタリーだった。
yamm

yammの感想・評価

3.8
アウシュビッツを含めた絶滅/強制収容所は実際に何箇所か訪れており、凄惨な証拠・証言も見聞きしたはずなのに、90歳を超えたアウシュビッツの元会計係に最初同情の気持ちが沸いてしまった自分に悪い意味で吃驚。
思えば戦争当時のことを調べることはあっても、戦後の裁判について知る機会はなかった。

直接の殺人には関与しない会計係であったとしても、ホロコーストの片棒を担いでいた事実には変わりない。
従って、有罪判決も妥当。
ただ難しいと思うのは、戦時中という異様な熱気の最中、ある価値観(この場合アンチ・セミティズム)を正義とするシステムに組み込まれたら…流されずにいられるだろうか?
自分は絶対にない!と言い切りたいところだが、本当にそうだろうか?
ホロコーストに関与していたのは軍人だけではない。
一般市民も間接的に関与していたと聞く。
(ユダヤ人を敢えて自宅に匿って、大量の小麦粉と引き換えにドイツ軍にユダヤ人を引き渡すビジネスも横行したらしいので。)

同じ過ちを繰り返さないため、関与した人物に罪を償わせるのはもちろん。
だが、問題はそこで解決するわけではない。
社会情勢や価値観によって、自分も悪の片棒を担ぐ可能性があることを肝に銘じたい。
mqosuy

mqosuyの感想・評価

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難しい ただ今だからできるんだよなと思う 途中でそういう話も出てきてたけど
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