ある意味でニュー・ジャーマン・シネマの理論的支柱と言うべき存在ながら日本では地味な扱いであるアレクサンダー・クルーゲ、俺も名前を知るのみで未見であったがこの度ようやく。
観てなるほど、ファスビ…
東ドイツから不安に駆られて西に亡命。タイピストやら看護師やら職業訓練は受けたはずだけど、こちらのパターナルな教育は全然刺さらず、ホテル暮らしで、仕事も続かないまま家賃も払えず追い出される。寄る辺ない…
>>続きを読むナチによる迫害のトラウマがアニタを迷走させている、、訳でも無さそうなところがポイントになっている気がして面白かったです。
どこで迷ったのか分からないから迷っているというふうに解釈しましたので、トー…
コラージュ的に用いられる写真・イラスト・映像や、何かの引用のような文章の挿入など、独創的な演出の数々が印象的だった。手持ちカメラによってドキュメンタリー調になったり、登場人物が真っ直ぐカメラを見つめ…
>>続きを読む自分も外の世界も混乱してる時に見たせいで大して集中できなかったけど、ニュージャーマンシネマの一つの兆候としては興味深かった気もする。少なくともこの時代までは、ドイツにおいて男性エリート知識人層という…
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