定めなき女の日々の作品情報・感想・評価

定めなき女の日々1974年製作の映画)

GELEGEN HEITSARBEIT EINER SKLAVIN

製作国:

上映時間:92分

4.0

「定めなき女の日々」に投稿された感想・評価

白黒映画ほとんど見たことない映画初心者なのに予備知識もないままみた一本。後半で睡魔に勝てなかった…。私の感性が幼いのでしょう。何十年後かに見たら面白いのかな…。
最初の方のシーンが衝撃的でした。
妙に楽しかった
クルーゲ作品おかわり。
2作目鑑賞。

爪を噛む仕草。
彼女の横顔。
ポルトガルに
向かうシーンは素敵だった。

堕胎専門医という
違法業をする事で、
子ども3人と夫を養っていた女。

職を追われた事を切っ掛けに
社会意識に目覚め、
社会問題の告発に生き甲斐を感じ、
クールに暴走しちゃう物語。

今作品も自立心があり、
攻撃性と闘争心を
むき出しにすることに躊躇いのない、
ピュアな女性にスポットを当てる。

違うのは家庭があるという
守られた中にいる女である点。
嫌な奴と思ったけれど、夫いい人。

働かないと会社はクビになるけれど、
疎かであっても主婦はクビになりにくい。
労働対価は支払われなくても
居場所があるって強いわ、
ってことを気づかせてくれる。←そう?

度々挟まれるストーリーとは離れた
映像やイラスト。
物語に含みを持たせる…
ものなのかもしれないけれど、
只の匂わせなのかもしれないなぁ
なんて思ってみる。

付けられた音楽たちのセレクトが
なーんとなく乱暴で、
やっつけ仕事にも思えたり、
考え抜いての「敢えて」にも思えたり。

そういう部分にも
気持ちが揺さぶられたように思えたし、
色んな監督を
引き合いに出そうと思ったけれど
クルーゲはクルーゲなんだなって思った。
Risa

Risaの感想・評価

4.0
3人の子を持つ若い女性が主人公のコメディ。
前半は家族に尽くす日々、後半は政治に目覚めて活動家に。面白いけれど、こういうズレた人いる(笑)と思う自分が嫌になる。
第142回 エスパス ビブリオ 文明講座 現代ドイツ映画入門篇(1/20)にて鑑賞。
「定めなき女の日々」完全版上映と渋谷哲也氏の講演。
解説を聞くことで、フィクション、ドキュメンタリー、他の映画、版画などが自在にコラージュされたこの作品を混乱せずに楽しめました。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.0
昨年のアテネ・フランセでの特集上映では『感情の力』『秋のドイツ』しか見れなかったので今回の再上映嬉しかった。
主人公の堕胎医ロスヴィータが行う堕胎手術を淡々とクリアに映すシーンはかなり衝撃的。
しかし、イヤな感じの神経攻撃してくるタイプの映画ではない。クルーゲ監督のコラージュ手法は情報量がとても多くて自分は理解が追いつかないけど、本作はストーリーが分かりやすくヘンな選曲もポイントでとても面白かった。
面白い。 シャブロルの『主婦マリー~』同様、失業中の夫を含む家族を養うため堕胎医になった女が、本作では政治にめざめ、社会活動に夢中になる。そのせいで、ようやく職を得た夫がクビになるっていうこのシニカルさ。でも全然暗くない。むしろ笑える。
この映画では、社会的活動に目覚めた主役の妻が、仕事仲間の主婦と、知ったばかりのにわかな知識で、毎年交通事故で子供が1000人死んでいる事実を新聞の一面記事にしろなどと、新聞社に詰め寄るシーンなどが、すごくイタいのだけど笑っちゃう。