ジャケ写にとっても惹かれて鑑賞。
ゴシックロマンの耽美的な幻想世界。
森の中に佇む怪しげな洋館が舞台。
そしてその洋館が終始不気味な雰囲気を醸し出してるのも良いし、暗く無表情の着物姿の母親、不気味…
吸血鬼ものかと思いきやどちらかと言うとデアボリカルなストーリー。
木枯し紋次郎が主役かと思えば、松尾嘉代と爽やかだった時代の中尾彬に途中からバトンタッチ。
アンドロイド少女ゼロワンでお馴染みの小林夕…
■ 演出
所々チープな箇所は目立つものの、全体的にはレベルが高く、怪奇ムードを醸す雰囲気描写や幻想的な恐さを感じさせる演出など、ハマー・フィルムを彷彿とさせる素晴らしい演出がなされている。
照明に関…
雷雨の夜に訪れた山奥の洋館。隙間風の音。帰還兵の医者。白い輪郭で突っ立ち笑みを浮かべて駆け寄り首をナイフで掻き切る右腕の傷。いきなり襲ってくる喋らない高品格。巻き込まれる中尾彬。凄い形相で兄を探して…
>>続きを読む©1970 東宝