静のリアル。ヴィムヴェンダースとか含めたあらゆる静かな映画を見るにあたってこの映画の体験があるとないとじゃ全然違った。かなりシステマティックなショットが実態視しずらい社会構造を逆に際立たせているのが…
>>続きを読む不思議と後に残る映画だ。
見た後家に帰りながら反芻していた。
主人公の丁寧な家事ぶりと自分を比較してしまう。でも母もそんなもんだったな。
主人公のシンプルでミニマムな暮らしぶりにも感心させられる。(…
このレビューはネタバレを含みます
息子、初めは旦那かと思った。ジャンヌが背広かけたりなんか息子に接する態度ではないような。性に関して踏み込んだ会話してるのもやばかった。息子は夫の代わり?売春も夫とのSEXルーティンを再現してるだけ?…
>>続きを読む何と言うか、すごい映画。
脚本も演出も練りに練られているけど、ハリウッド的なウェルメイドな劇とは対極にある、反映画的な作品。その点で、ちょっとヌーヴェルヴァーグ映画を思い起こさせる。実際、監督のアケ…
長尺のカットの多さから本当にジャンヌの暮らしを3日間ずっと観ていたような気になる。英語字幕版しか見つけられなかったけど会話内容はそこまで重要じゃなくて、映像から読み取れる日常の些細な変化、ラストシー…
>>続きを読むすごい、これ3時間超えてたんだ。今知った。ひたすら黙々と家事して、息子と一言二言交わしたら「1日目終わり」←ここでそういうことかと気づく。2日目、まったく同じようなことが繰り返される。
基本的に一定…
家事のルーティンとかYouTubeでみるの好きなので面白かった、でも舞台は50年前のブリュッセル、今と違って不便そうだけどテキパキしててすごい、でもでも一日中完璧な家事をしてるのに嫌なこと重なるとた…
>>続きを読む英国映画協会がこの作品を1位に選んだ理由の1つには、競合の不在、比類なさがあるのではないか。こんなひたすらに一人の女性の退屈な家事と日常を描いた映画は無いよ。
本編は3時間だが、実際に3日間が流れ…
ジャンヌの儀式化された凡庸で几帳面な日常が次第に壊れてゆく様子を、近付き過ぎることもなく、遠過ぎることもない一定の距離を保つカメラアングルと、極端に削り取られた台詞と彼女の微妙な心の動きの変化を研ぎ…
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ジャンヌはブリュッセルのアパートで、思春期の息子と2人きりで暮らしている
ベルギーの女性監督シャンタル・アケルマンが、主婦のフラストレーションとディテールを丁寧に汲み取りながら、平凡な日常…