このレビューはネタバレを含みます
深く考えさせられる素晴らしい作品だった。
家事を完璧にこなし、売春までもスケジュールに組み入れられている主婦ジャンヌの日常。他人のプライバシーを覗き見るような禁断の楽しみにひっぱられたのかもしれな…
まずとりわけ気になったのはドアの閉め方。1日目の夕方、娼婦として取っている客を見送る時の閉め方を見て、まあそりゃ楽な仕事ではないよなぁと思う。そして2日目の朝に息子を見送る時の閉め方。ほとんど差がな…
>>続きを読む傑作なのも頷ける映画だった。
シングルマザーの日常。毎日同じことの繰り返し。規則正しい生活。退屈なことの繰り返し。他のことがしたいと思うが、いざ時間が空いてみれば何をすればいいか分からなくなる。
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もはや寝るための映画だが意外と全く眠くならず最後まで集中鑑賞。まわりの観客だいたい寝てた。とにかく淡々と日常が描かれるので、その中の小さな物事に共感したりしなかったりで、飽きずにずっと見ていられた。…
>>続きを読む【寝ることなんて些細なこと】
ガスレンジに火 呼び鈴 お金もらう「また来週だ」換気 風呂 浴槽洗い 窓から光の明滅 夕食準備 息子帰宅「食事に集中して」「おいしい?」「うん」「先週より水を減らして…
女にとって不吉なことは、すべて3日目に起こる。
ベルギー(もしくは知る由もないどこかの文化圏)には、そんな諺(ことわざ)が存在するのではないだろうか。そう思わせるような、静謐な力に満ちた作品。それ…
この手の作品は兎にも角にも幕引きに難儀すると云う宿命みたいなものを背負っていると思う。
かくいう本作は安易な方向に逃げてしまったようだ(ハネケのピアニストも然り)。
…畳むフリだけして、実際には…
すごい映画に出会ってしまった。。。
内容も知らず、劇場に足を運びました。
上映時間は3時間18分と長いです。
(ちょっとびっくり、国宝よりも長い)
私は好きです。“間”がたっぷりとあってセリフも…