女にとって不吉なことは、すべて3日目に起こる。
ベルギー(もしくは知る由もないどこかの文化圏)には、そんな諺(ことわざ)が存在するのではないだろうか。そう思わせるような、静謐な力に満ちた作品。それ…
英国映画協会が10年ごとに発表する「史上最高の映画100」で2022年に1位になり、大きな注目と再評価を集めた作品。
夫と死に別れ、日ごとに違う男たちと情事を重ねることで自らと息子の生計を立てる…
・「観客に課せられた退屈こそが彼女の生そのもの」などのものものしいレビューを見ていたので、修行のような時間になるのだろうと身構えていた。確かにわたしもいやがらせのような時間の重みがワンアイデアをとび…
>>続きを読むBunkamuraで鑑賞
久々に自分の中で映画の概念が覆された作品
最後のシーンのためだけにある単調な3時間、、、すごい、、、すごすぎる
映画の尺としてはかなりながいんだけど、そこがあってこそ、最後…
女性のちょっとした仕草、3日間で同じような生活に見え全然違う。息子に時々最初の方はいらいらしました。
赤ん坊の対比で母性が無くなったことだったり、ちょっとした習慣の変化がまじまじと見せつけられて怖か…
体を売って生活する女性を淡々と3時間映し出す映画
彼女がだんだんと壊れていく姿が一切説明的に描かれていないにも関わらず、彼女の仕草や行動、表情から心情の変化が映し出される。異常に長いカットと物語ら…
3日間をすべて見た気がする198分、
習慣の歯車が狂い出す瞬間の心の不安定さ
ひとつのものを落としたり電気を消し忘れるだけで絶望に近付くような感覚、になってた自分も
小さい頃スペインのおばさんの後…
シャンタル・アケルマンのこの映画が唐突に映画史上の最高傑作と評価されるようになったのは、監督没後に映画業界がこの映画とやっと向き合えるようになったからなんでしょうね。それまでは無理だったんでしょう。…
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