まずその長さに面食らうが、短い(と言っても一時間程度)のいくつかの章が纏まった構成であることと、
同時間帯の複数の人物の視点を集めた、いわば芥川龍之介の「藪の中」的な作りだと理解してからは、鑑賞姿勢…
アマプラのオススメに出てきたので、なんとなく面白そうだと鑑賞開始。
冒頭の家畜が自由に歩き回るシーンから既にやばい。
時代背景もよくわからぬまま、終始重苦しいシーンが流れる。
あれっ…これいつ終わる…
映画という表現様式に宿る本質とは何か。
このことについては、様々な巨匠たちが、代表作を含めた作品群のなかで提示しており、また評論家や愛好家たちが、この命題について、それぞれの作品に引き寄せながら言…
ついに手を出した
タル・ベーラ、伝説の7時間18分。
映画館で観るのを何度も躊躇ってきた一本
重い腰を上げ... いや、鑑賞方法を変えて興味津々で見始めた。
アンビエント音楽に耳を傾ける時の…
何がどう面白いかと言われると説明できないが、とにかく凄いものを見たという感慨が残る。7時間以上見て感慨がなけりゃ困るのだが。
この作品、田舎映画として大変面白い。田舎出身じゃない私でも田舎の解像度が…
ハンガリーの歴史をあまりよくわかってないせいで行動そのものに頭がパンクするというのはあるけれど、これほどまでに映画自身が、映画を語り出す映画であり、観客が映画を語り出す映画って今まであったか、自分の…
>>続きを読むタル・ベーラ監督作品。7時間というボリュームで誰もが中々気軽に見ようとはならない。冒頭の牛の長回しで最後まで見れるか見れないかが分かると思う。なぜならこのような長回しが以後何度も何度も続くから。自分…
>>続きを読む7時間を体感すること自体がとても意味を持つ。そしてそれは、ストーリーやストーリーテリングによって生み出された心の動き。映像表現による芸術の、未知だった可能性に触れた……!
希望のように見えた絶望。…