『アンドレイ・ルブリョフ』の5年間の上映禁止処分をはじめ、ソ連の厳しい規制に翻弄されてきたタルコフスキーだが、本作を以て、ついに自国を抜け出した。
ゆえに本作『ノスタルジア』は、『鏡』に劣らず…
初タルコフスキー作品。映像の詩人と呼ばれるだけあり、神秘的でどこか透明な映像が印象的。それと対比するような、アンドレイの燃え盛る望郷の念が全編通して横たわっていた。国境をなくすことが出来たなら、この…
>>続きを読むストーリーを追ってはいけないのです。誠心誠意この映画と向き合うためには、下処理が必要なのです。まずは心をずたずたにするのです。最も簡単な方法として、タルコフスキーの従兄弟であろうTHE CRAZY …
>>続きを読むユング心理学における夢診断をそのまま映像にしたみたいな作品。特に地下の構造空間に満たされた水に入っていくシーンは自身の深層心理へ入っていく事と重なっている。その他ニーチェや様々な現代思想のモチーフが…
>>続きを読む