バーフライの作品情報・感想・評価

『バーフライ』に投稿された感想・評価

sagan5786

sagan5786の感想・評価

4.2
久々にこういうの観た。染みました。
理念が終始一貫していて、矛盾のない映画。
「グランドジョーが素晴らしい」って話をした相手から勧められた記憶があり、それがかなり腑に落ちる内容。
フェイダナウェイめっちゃいいっすね。
ハタケ

ハタケの感想・評価

3.2
これはこれで味わいがあっていいのだと思うが、私には展開が少なく感じられて退屈だった。
でも「結局同じ所で同じようにしか生きられないですよね。まぁそれでいいじゃないですか」という話なら仕方がない。

演技はとても良かった。


【観たきっかけ】
岡村ちゃんと誰かとの対談
leyla

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3.8
米国の作家・詩人であるチャールズ・ブコウスキーが脚本を書いた自伝的な作品。特典映像でご本人も登場し、バーの客としてカメオ出演も。

LAのダウンタウン、貧しい地域。
酒浸りの日々を送る作家ヘンリーをミッキー・ロークが演じる。

だらしなく汚い身なり、薄汚れた部屋、収入も少なく、バーで飲んだくれてはケンカばかりのヘンリーは、ある日、バーにいる女性ワンダ(フェイ・ダナウェイ)と出会い、惹かれ合う…。

富や名声に目もくれず、入ったお金は酒に消える。このようにしか生きられない男の生き様はバカだなぁと思いながらも、どこかで惹かれてしまう。

人生を諦めかけた男女を主演の2人が繊細な演技で見せていく。
「恋なんかしたくない。二度としない」などとサラッと言ってしまう大人の作品です。

ミッキー・ロークは当時31歳で脂がのっている時期。だらしなさの中にも独特の優しい雰囲気が光っている。

フェイ・ダナウェイは当時46歳で大人の魅力。『俺たちに明日はない』を観てからフェイ・ダナウェイのファンですが、歳を経ても魅力的です。

女性編集者がいきなり恋愛モードになってるのは謎だったけど、ご本人の脚本だから事実なのかな。

いいバーテンと悪いバーテンが出てきて、悪いバーテンがスタローンの弟でした。
街の人がもれなくクセが強くてよかった。

社会からハミで出た人たちに優しい視線を注いでる作品でした。
LaserCats

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3.6
ブコウスキーの脚本ということで鑑賞。
毎日酒浸りでまともに働くなんて真っ平な作家チナスキーが主人公で、「酔いどれ詩人になるまえに」と似たような内容だった。私は「酔いどれ~」の方が好きだな。
先日読んだブコウスキーの『パルプ』がストライクすぎだので、ブコウスキー脚本の本作を観賞。酒場に集る蠅、バーフライ。主要陣以外のバーに入り浸る人たちは、実際バーの上のアパートに住んでる人たちが演じたらしく通りでみんな馴染んでた。まあそんな中でも、ちらっと映ったブコウスキーが誰よりもよく馴染んでいましたが。

「一つだけ言っておくわ。恋なんかしたくない、二度としない」
「心配するな、俺を愛する女性なんかいない」
ここのセリフと二人の演技が特に好き。
note

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3.7

このレビューはネタバレを含みます

ロサンゼルスのダウンタウン。感性が鋭いゆえに俗世間になじめず、酒浸りの日々を送る売れない作家ヘンリーは、ある日、自分と同じように人生や社会に背を向け、酒をあおる人妻ワンダと出逢う。愛に無縁で、酒だけが友だったふたりは互いに傷つけあいながらも強く惹かれていく…。

酒に溺れる世捨て人同然の男女が織りなすエキセントリックなラブストーリーの秀作。

浴びるように飲み、毎日のようにバーで泥酔状態になっては客に管を巻き、気障が鼻につくバーテン相手に喧嘩するヘンリー。
時折り思いついたように紙片に詩を書くが、ロクな収入もなく、衛生観念もないドン底の生活習慣を改めようともしない。
見事なまでの社会のクズであり、「汚れ役」もいい所だが、男ってヤツはどこかか、こういう破滅的な生き様に憧れる部分がある。
自堕落な人生なのだが、他人のせいや社会のせいにはせず、自ら望んだモノとして受け入れて生きるカッコ良さ。
清潔な服装であろうが、本作のようにだらしなく太ってボロを着ていようが、ミッキー・ロークは、なぜか自己愛に満ちた破滅型の男が良く似合う。

ある夜、ヘンリーはバーの片隅で自分と同じように酒浸りの訳あり女・ワンダと出逢い、彼の人生は動き始める。
元はキャリアウーマンだったであろう生地の良いスーツとヒールを履き慣れた脚線美。
どうやら酒が原因で夫と別居したようだが、ワンダが酒に溺れた原因は夫にあるようで電話さえすれば、夫がツケで酒代を払ってくれる。
夫の罪悪感に甘えるダメな女だ。
男が信用できないのだろうが、酒が入った時こそ人間の本性が見えるというのはよくあること。
自分に正直なヘンリー心の奥底に、自分と似たモノを感じとる。
酸いも甘いも噛み分けたはずなのだが、情け無い行動に可愛らしさの残るフェイ・ダナウェイの熟女ぶりもまた適役。

酒が取り持つ縁なのだが、酒の力を借りて語らずとも傍らに入れば満たされる関係。
お互いが居れば心の痛みが中和されるのである。
隣に居れば満たされる酒好きなら、そんな飲み友達が欲しいだろう。
肉体関係も収入も関係ない。
お互いが居れば良いのだ。
少し羨ましくも思える関係である。

この映画はそんなダメ人間の烙印を押されたかのような2人の男女の恋愛を、否定もせずに優しく描く。
しかし、決して2人を美化することなく、時に感情をむき出しにぶつかる2人の姿にも、目を背けずにしっかりと描いてもいる。

酒瓶が取り持つ恋は、お互いの孤独を癒やす。
だが、一方でヘンリーは何者かに付きまとわれる。
それは私立探偵で、雇い主は出版会社の女社長だった。
美人社長はヘンリーの才能に惚れ込んでいて、金も身体も貢ぐ。

そんな都合の良い話があるものか?
ここが本作の難点なのだが、そのおかげで本作は大人のお伽噺なのだと分かる。

芸術の中にはギリギリの暮らしの中で産まれる魂の叫びが感動を呼ぶモノが確実に存在する。
ヘンリーの詩はまさにそれ。
金で満たされた暮らしにヘンリーは何の興味もない。
ワンダと女社長の痴話喧嘩を尻目に、貰った金をあぶく銭だと、馴染みのバーの客たちに酒を奢るヘンリー。
またいつもと同じ酒浸りの夜が繰り返される…。

多少なりとも原作者チャールズ・ブコウスキーの人生を覗き見できるロケと役者の好演もあって映画の雰囲気は素晴らしい。
互いに寄りかかりながらしか生きられない、男女の姿をストレートに描いている。

先が見えない2人の不思議な関係性に、酒に魅力を感じない人には、酒に溺れる自堕落な生き方は愚の骨頂だと、本作は楽しめないだろう。
そんなことは分かっている。
心が傷つき、酒に頼るしかない者たちの悲しくも滑稽なファンタジー。
大人のお伽噺である。
似太郎

似太郎の感想・評価

4.3
🍺やはりミッキー・ローク演じる堕ちたアル中作家は実に味わい深い「屑」っぷりだ。チャールズ・ブコウスキー原作。こういう役はトム・ウェイツに演じさせてもよい気がする。

🥴場末のバーで一人飲んでいるニートの中年男性が一花咲かせるまでの話なのだが、これが頗る面白い。堕天使ミッキー・ロークのヨレヨレ演技がクセになる一編。都会の場末感を強調した、廃れた映像センスもまた一興。

🚬本作もやはり『レスラー』を彷彿とさせるダメ男の復活劇だったのは驚き。フォーマットがほとんど同じである。こういう題材の映画にはやはりミッキー・ロークが最適なのかね。ブコウスキーの原作を読まないと面白味がイマイチ理解し切れないのが難点だけど?。オススメ。
憲

憲の感想・評価

2.3
ミッキー・ロークがアルコール依存で自堕落な風貌、生活をしてるんだけど、この人目が逞しくて綺麗だ。日本人で言うと長瀬智也みたいだ。
時折、ジャックニコルソンにも見えた(笑)
歩き方とタバコの持ち方、体の揺らし方、顔の突き出し方、指先、めっちゃ勉強になる!

"愛の相性"か。この映画を観ながらずっと感じていた言葉が途中の台詞でやっと見えた。
ヘンリーとワンダには出逢った時から二人だけの価値観、相性があるんだな。

車から降りて前の車の男とタイマン張ろうとした場面が好きやったなー。

野良犬には居心地が悪くて窒息しそうになるって言葉参考になった。

スタローンの弟が出てて目が似ていた。
喧嘩し合うシーンは必見ですな。
この時代の街の男ども女どもは自我強いな。

バーフライとは、バーで酒をねだるアル中を揶揄した言葉。あるいはバーに入り浸る者。
ブコウスキー作品なら『酔いどれ詩人になるまえに』の方が好みだった。
バーフライは脚本、酔いどれ〜は原作だから厳密には違うタイプの作品なのだが、描かれていることがほぼ同じなので、マット・ディロンの演技とラストのモノローグで後者に軍配。
タニー

タニーの感想・評価

3.0
アル中カップルのお話。
いや、出演者がほとんどアル中気味。
喧嘩ばっかり!
働かなくても(働けなくても)お酒飲んで生活できたら幸せだよなぁって思いながら観てた。
将来の事考えなくて、その日暮らしでお金稼いで〜みたいな。
って、ある意味浮浪者だな。住む所はちゃんとあるけど。

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