「唯一の真実は愛の衝動だけ」
複数人の恋愛観にまつわるモノローグが3度に亘って挟まれる本作。
冒頭のこの言葉こそ、ドランの作品に通底するメッセージであると思えてならない。
同じ一人の男性に片想いを…
正直言うと、後半まで何を描いているのか明確に理解できなかった。ただぼんやりと、2人の男女が第三者の男に好意を抱いていて、それ故に男女は揉めたりしていたと。
結果、男女は何も告げず去った男に対して怒っ…
親友同士である、マリー(モニア・ショクリ)とフランシス(グザヴィエ・ドラン)。マリーはニコラ(ニールス・シュナイダー)という青年が好きになったものの、フランシスも彼のことが好きになってしまう。二人は…
>>続きを読む 性別を超えた、恋愛というものの哀しさ。
ダビデ像のようなニコラが男だろうが女だろうが翻弄し、夢中にさせてしまう。
相手は懸命でも、ニコラは冷めており、だからこそ相手はよけいに好きになる。
監…
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