静かについて来いに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『静かについて来い』に投稿された感想・評価

形を持たない観念的なものが徐々に可視化されていく映画。
終盤の工場での追いかけっこや
さらには水の雫の上から下への落下が
人物の上から下への落下としてその軌道を重ねる時、
やはりどうして感嘆せずには…

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人形だと思っていた影が動き出すショット、RKO時代のフライシャーはこういう驚きが毎回ある。

このレビューはネタバレを含みます

ところどころのぐいっとする感じハッとする。

人形が人間だったところよかったなあ。

白髪とは言われていたが、実際現れたとき思っていたよりけっこう初老の男性で驚いた。歩き方とか。

さいごのふたりの…

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石口
4.0

オープニングから雨が印象的で、これが手に汗握るクライマックスに繋がるという作りがいかにも巧い。捜査過程で登場するマネキンの不気味さ。若きフライシャーの才気を充分に感じ取れる小品で、テーマ的にも後の傑…

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「絞殺魔」(1968)「マンディンゴ」(1975)のリチャード・フライシャー監督の初期作で、刑事ドラマのカルト作。原案はアンソニー・マン。

雨の日に犯行を繰り返し”ジャッジ”と名乗る連続殺人犯は、…

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AONI
4.0
「動くマネキン」は、それを行う意図を含めてツッコミ所満載だが、ホラー演出としては満点。コンパクトながら内容詰め込みまくりで大満足のR・フライシャー初期の演出作。
4.0

雨の日にだけ殺人を犯す異常者と彼の逮捕に執念を燃やす刑事のクロスカッティングがキマりまくり。犯人の顔を覆っている影は物理的にありえない位置なんだが、ノワールだし例の人形も立派な捜査として出てくるので…

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雨の殺人鬼。
映像の雰囲気は良かったが、ちょっとシンプルすぎた。
深読みのあまり「ヒロインが真犯人に違いない」と決めつけながら観てしまったが、単なるめっちゃ良い娘だった。
「中盤のアレ」は反則球気味。
lag
4.0
顔が無い背中に話しかける。窓と落下。再び夜に雨が降る。工場の階段を駆けて追う。銃弾で管に空いた穴から水。
3.5

刑事。また雨の日の殺人。残留物も残っている。しかし足取りが掴めない。メディアに追われ焦燥。残留物を基に犯人像を描く。マネキンだ。眼鼻のないのっぺらぼう。酒も飲めない。

刑事はのっぺらぼうを生き人形…

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