黒い下着の女 雷魚に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『黒い下着の女 雷魚』に投稿された感想・評価

非常に素晴らしい浴室殺人映画。

孤独な人々の様子を泥にまみれた魚に例えるのって『うなぎ』の影響かなと思ったけど制作年同じなんだな。
『うなぎ』や『トカレフ』、石井隆のバイオレンス映画みたいな90年…

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5.0
鮮血のように真っ赤なタイル、モロ見えな前張り、椎間板ヘルニアと慢性膵炎、廃観光バス、燃える小舟
5.0

このレビューはネタバレを含みます

【 TEL・TEL・ボウズ 闇の偶然 】

 ショッキングな映像の連発である。
 電話(TEL)が、エンドロールに名を連ねてもいいほどに頻繁に登場するキーな存在となっている。もちろんスマホでも携帯電…

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4.4
観ていると、ただただ生きて行くのが辛くなる。
そんな映画。

気分が沈んでいる時に見返したくなる。
4.7

このレビューはネタバレを含みます

【生殺し】

孤独な人妻が行う残虐非道なる殺人。テレクラで知り合った男性役、鈴木卓爾がシャワー室でナイフで刺され血塗れに。

そんな異常殺人鬼である人妻の笑うに笑えない過去。正しく雷魚のように毟り取…

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まだ公衆電話が人を繋ぐ機能をかろうじて果たしていたときの映画。雷魚はどこの店にも出せないから省かれるしかない。一匹死んだとて、その他大勢には関係のない話。潮来の終末的な風景など。
4.5
ロケーションの一つである工業団地の鬱屈でどんよりとした空気感が良かった。タイトルも併せて素晴らしいピンク映画
4.2

社会から取り残されたような殺伐とした寒々しい工業団地を背景に、行き場のない男と女が「殺人」という行為を通して交差する荒涼とした映画。室内外すべての風景の切り取り方が素晴らしく、絶望的な孤独を抱えて、…

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4.8
ほんとにほんとに素晴らしい。70分の映画はいい。別宇宙のたけし映画があるとすればこういうものかもと思った。

好きだなぁ。

メモ
煙は存在していたものが燃えて、もっと言うと滅ぶことで生まれる。死骸は生きていたものの痕跡だ。そして釣られるだけの雷魚は食べられる、という価値、つまりは意味を付与されない。意味、…

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