白鯨 MOBY DICKの作品情報・感想・評価

「白鯨 MOBY DICK」に投稿された感想・評価

はま

はまの感想・評価

3.0
《エイハブ、こちらピークォド。合流地点に到着した》

…って、これネタわかる人いるかな(笑)
私が「白鯨」という作品を知ったのはこんなセリフがゲーム中に出てくる「メタルギアソリッドV:ファントムペイン」でした←
「白鯨」って教科書にも出なかったんですもん… 大人になるまで一度も関わりませんでした…。

つい最近、クリス・ヘムズワース主演の方は観てたので「あれと同じ感じかな?」と思ってたら、あっちは「『白鯨』の物語の元になったエセックス号沈没事件」を描いてる作品だったんですね。
(自分でレビュー書いといてド忘れしてる)

物語で言えばこちらは完全に小説『白鯨』を映像化してるそうで、本編も前後編に分かれる大作。
WOWOWでの放送も2回に分けられていたので本編は約3時間10分の長尺。続けて観たけど疲れることはなかったかな…?

ちなみに前編「冒険者たち」は白鯨ことモビー・ディックに出会うまで、後編「因縁の対決」はそこから海での終わりまでとなっていました。
小説がどんな感じなのか知らないので詳細は分かりませんが、意外とナレーションで済ますとこはバッサリ言ってるのかな?って感じを受けました。

で、私てっきり船が沈没してからが本番だと思ってた(『白鯨との戦い』引きずりすぎ)ので、「なかなか沈まないなぁ」「盛り上がらないなぁ」とか思ってました←
そこは完全に私が間違ってたんだけど、でも案外ストーリーはシンプルな作品なんですね…。

ピークォド号が直面した、海での出来事だけを字面にするとかなり淡々として、でもその分人間の内面性に関してはかなり深く掘り下げてて…。
宗教的な部分までは理解できずとも、ああ、これが名作文学と呼ばれる所以なのかな、とも思いました。

それに、やっぱりクジラと戦うシーンは迫力あるし、怖いです。
巨大なものを前にした人間というのは何と小さいことか… と改めて人間の愚かさと恐ろしさを見ました。あんな小さなボートの数人で殺してしまうんだからなぁ。

じゃ、若干クジラのCGに違和感はありましたけどね(笑)
時代だ時代ー!と思ったらそこそこ最近の作品だったのでなんとも言えない気持ちになりました←
一番(気持ちが)盛り上がるべきシーンで「うーん」て思っちゃうの、意外と致命的なのでは…。


エイハブ船長のモビーディックに対する感情は、劇中の船員たちと同じく感じることはできたと思います。
あと鯨油の臭さの表現が、なんというか、本当にくさそう←


可愛いビリー・ボイドが出てるよ!ってとこも楽しみだったけど、出番は前編だけでした(笑)
でも歌を歌うんだぞ…!

このレビューはネタバレを含みます

エイハブの冷静な狂気。悪魔の白鯨との闘い。しかし、一方では、白鯨は神の自然の化身。映画では、このふたつの白鯨のイメージが巧みにズラされていく。エイハブは家庭から、無事の帰還を望まれつつ海に出る。まだ、狂気はない。船が沖に入り、白鯨と遭遇するや、エイハブの狂気は冷静な狂気になり、クルーたちを集団狂気に引き入れていく。スターバックが裏船長だ。彼は資本の原理に従って、効率よく鯨の油を港に運ぼうと考えている。が、エイハブに阻まれ、白鯨と死にたいと思っているエイハブに圧倒される。エイハブは、捕鯨を神秘なものに変えたのだ。映画は、エイハブの狂気の成就を語るが、スターバックスの裏船長としての殉船を全うする。
チョ子

チョ子の感想・評価

1.5
めちゃくちゃ長い。
鯨捕まえる所だけじゃ無く追っかけてる最中のいざこざとか有るのは分かるんだけど、全体的にあまり気持ちの良い表現は無いので見ていて疲れる。

映像自体は、結構ずっと明るい映像なので細部まで観やすいのかなと思った。

スターバックさんが格好良いのと、
クィークエッグが可愛らしいから何とか最後まで見たけどね、内容はまあ自然とブラックな上司怖いくらいの程度。

ひたすら船長のイカれた我儘に付き合うだけだよね、こんなので死んだらたまんないよね〜
って思いながら見てて、まさかのラストあっさり終わったなあ。
あの何とも言えない物足りなさというか消失感というかが逆に、あの長い映画のラストを飾るには丁度良いのかも知れないけど。

自然を前には、人なんて海の上に漂うゴミと一緒だよ的な感じよね。
maomei

maomeiの感想・評価

3.5
メルヴィルの白鯨。どうしても狂気的なトップに振り回されるブラック企業みたいに感じてしまってツライのだけれど、困り顔の航海士イーサンがただただ美しかったのでした。とてもよい。コーヒー店スターバックスの由来になったと知ってびっくり。

帆船モノ大好きな私にはぴったりなやつでした。捕鯨船と軍艦ではだいぶ違うのね、辛さマシマシ。

目の保養にソフトを持っておきたいと思いました。。
 有名古典小説のテレビドラマ版。前後編あわせて3時間ある。

 評判が微妙で期待してなかったけど、いや、良いんじゃないでしょうか。佳作として良いと思う。後編は「鯨がいなくてやることが無い」という展開だからダレるし、エイハブ船長の人心掌握の過程をもう少し細かくみたくはあった。

 「白鯨」について原作・映像版どちらも知らない人はまずこのドラマ版を観て、その後に原作を手に取るのが良さそう。僕だったらそうしますね。

 狂気にかられたリーダーが多人種混合チームを率いるというお話で、どうしても現在の政治状況を考えてしまう。嗚呼アメリカ。
yumiko

yumikoの感想・評価

4.0
所用2: 本作は舵柄ではなく舵輪を採用(Melvilleのtextも舵柄と舵輪で揺れるtrivia)。エイハブの奥さんと息子が登場する。あいかわらずmoby dickは上等な発泡スチロール(textに忠実に壁の比喩を再現しようとするとどうしても発泡スチロール
末次

末次の感想・評価

3.5
イーサン・ホークのえげつないかっこ良さ。
だいたい船長のせい。
さかな

さかなの感想・評価

3.0
前編は楽しめましたが後編のラストがイマイチでした。
笑えるシーンでないのですが後編のラストでキャラ達の選択や行動に思わず笑ってしまいました。
ひとりイーサン・ホーク祭㉕

映画ではなくテレビで放映された作品らしい。それで20億円以上の製作費がかかっているっていうんだからすごい……日本じゃ考えられない。
ただ、それで最新のVFXを謳っているにしては違和感が強かったかな……。

「わからない」話って2種類あると思っていて(実際はどうであれ)、その原因が作品にあると感じる場合と、自分にあると感じる場合。
この作品のは後者寄りで、自分に知識があったらもうちょっと楽しめたんじゃないかと思う。

今回は、狂人と、過酷な環境下で生まれた狂気に飲み込まれて、正常な判断が下せなくなった集団の話、にしか見えなかった。
「これが捕鯨だ!」
時々思い出して、自分を奮いたたせ仕事がんばる。
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