No.2618
ロウ・イエは一体どこへ向かおうとしているのか。
「見える」からこそ、生まれる概念。
盲人にとって、「見た目の美しさ」は意味を持たないのか。
それぞれの人物各自のスピンオフが撮…
中国の視覚障害者が経営するマッサージ店における、その従業員たちの群像劇。視覚障碍者が主人公=困難を乗り越えていく感動物語、という先入観を持って観始めたら大間違い。そのドキュメンタリータッチな描写の効…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
中国で20万部のベストセラーとなり、茅盾(ボウジュン)文学賞受賞した、ビー・フェイユィによる傑作長編を鬼才ロウ・イエ監督が映画化。南京の盲人マッサージ院で巻き起こる人間模様を描く。
視覚障害者の視…
もっと温かいハートフルドラマを想像していたけど、実際は苛酷な群像劇だった。
見えない人たちを主人公にしながらも映画そのものは彼らの欲望も、受ける差別も、肉体的・精神的な痛みも剥き出しで描いていく。…
痛々しい分だけそれは美しく
1秒も見逃してはいけなく涙もでなかった
BUMP OF CHICKEN天体観測よりも見えないモノを見ようとしていて望遠鏡でも見えないものが彼ら彼女らには見えている静寂を…