【第64回ベルリン映画祭 アルフレッド・バウアー賞】
『去年マリエンバートで』アラン・レネ監督の遺作。ベルリン映画祭コンペに出品されアルフレッド・バウアー賞と国際映画批評家連盟賞を受賞した。
難解…
アラン・レネの遺作。最後までめちゃくちゃ攻めてる。ほぼカラフルな垂れ幕だけで家を表現した美術、顔のアップになると途端に格子模様みたいになる謎の背景、劇中一度も出てこないスケコマシがん患者ジョルジュ、…
>>続きを読むハイセンスで実験的・挑戦的な映画。カーテン?を出入りする様は、新喜劇のようでもあり、ワンカットで各演者を舐め回すように撮る様は三谷幸喜監督の映画のようでもあった。セットにやたらお金がかかっている風…
>>続きを読むカラフルな書き割りによる明らかな虚構、それをカメラで映画化するミックススタイルなのだが、愛憎劇で人生の妙を感じさせもして、始末が悪い印象を持たれるのもなんか納得
ただ自分にとっては妙にもっともらしい…
アランレネの遺作。
なんとも見心地の良いスロウで愉しい作品だった。
エスプリが効いただなんて気取った宣伝文句を用いなくとも、シンプルに脚本が面白く楽しめるドラマだ。
物語の中心軸となるジョルジュとい…
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