壬生義士伝の作品情報・感想・評価・動画配信

「壬生義士伝」に投稿された感想・評価

ichigan

ichiganの感想・評価

2.9
前半は面白かったが、後半がくどくて
理解できない方言をそのままセリフにしてたのに(それで良かった)、最後は心情を延々と話すのが残念。セリフで全部説明する邦画の悪い所でマイナス
jankro

jankroの感想・評価

4.0
長かったなー。濃密で濃厚なストーリーだった
長かったけどあっという間に終わった気がする
新撰組って聞くと大体出てくる名前といえば
近藤勇、土方歳三、沖田総司、斎藤一辺りが主だが
吉村貫一郎にスポットライトが当たっているのが
みててめっちゃ面白かったし新鮮だった。

スーパー豪華なキャストだから一見の価値あり
TK

TKの感想・評価

3.0
役者のレベルが表れる脚本だなっていう印象が一番でした。
「おもさけながんす」っていうセリフがいいですよね。

この作品の中で、役に方言をどう喋らせるかについて、とっても慎重になされてる様に観ました。
方言を喋る人→地に足ついた、自分の芯がある、人間らしさ
方言を喋らない人→浮ついた、人生の目的や大事なものを自覚していない
故に、斎藤一は、あえて危険に身を置いていた若い時と、年老いて孫を持った時には発声からまるでことばが違って方言らしきものも使うんですよね。

では何故、この映画が方言にこだわっているのか。
方言というのは、自分らしさの表現の1手段なんですね。
TVやYouTubeで活躍してる人にしても、方言を含めた自分らしいことばを話す人の方が圧倒的に面白くてパワーがあるのはわかると思います。
人間らしさがあって力強く生きている感が表れる訳なんです。
そういう差を、方言によって登場人物に与えているという脚本の構造があるんですね。

喋らせることばにとっても重きを置いた脚本をしてるのに、演出は微妙にちぐはぐ感があるんですよね。
勘一郎の死に際幻想独白とか、口に発せて演出することではなかろうと、観てて思いました。
動きと息遣いだけで魅せてくれよと!
あと長い。死際幻想長すぎ。
セリフにして言わせるほどに、チープな演出になってしまってると思います。
その辺が日本映画の限界点なんでしょうね。

で、最後面白いのが、この方言、脚本にした時にはたちまち文字言葉に変化してしまう訳ですが、下手な役者にはこれが読めない訳なんですよね。
誰か下手とは言いませんが、実際に耳にするとレベル差がよーくわかって面白いです。
なー

なーの感想・評価

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恥ずかしながら中井貴一にはあまり主演の印象は無かったのだが(存在感はあるが、メインというよりもサブの印象が強かった)、難しい役をしっかりと演じきられていた。そこを筆頭に、脂の落ち、円熟した俳優陣が、重厚な物語を作っている。久石譲の音楽も合わさり、雰囲気がいい。
前半は佐藤浩一演じる斎藤一から見た新撰組隊士として、後半は三宅裕司演じる大野次郎右衛門の目を通し、個人としての吉村貫一郎が描かれているが、長い映画であることも上手くいかし、一人の人間のドラマを見せてくれた。パッと目立つ映画ではないと思うが、たしかに力のある傑作
take

takeの感想・評価

2.9
官軍の長髪の2人が印象的。
黒髪と白髪。女性性と老人性を象徴か。
生身で刀で立ち向かう人物に対して、鉄砲を雨あられと浴びせる姿。

佐藤浩市も見逃せない。
斉藤一をダンディに演じ切っている。


ただし、同時代への批評性が感じられない。

エンターテイメントに徹しているかといえば、そうでもない。
人斬りの視点で、共感しにくくなっている。
吉村を中心に据える方が、ラストの感動は増すのではないか。

アクションも、ただのチャンバラになってしまっている。
意図を込めた動きになっていない。

時代劇という舞台で、何を表現したいのか。
時代劇では激しい状況設定が可能になり、そこでの人間社会を描くことができる。
それを活かしてほしい。
侍映画は得点高めです。

新選組にこんな人が居たとは初めて知った(もっとも事実不明の部分も多いようですが)。

他の方も書かれていますが、確かに時代劇サラリーマンにも見え、根底にある想いは共感します。

国に対しても家族に対しても人が何かを「支える」という感情は大事にしたいなぁ。
IIDA

IIDAの感想・評価

5.0
普段、生まれとか気にしたことなかったけど私の中にも南部の血が半分流れてること嬉しく思えた。
あお

あおの感想・評価

3.5
方言等を大切にしつつも現代風にわかりやすく描かれ、本格的な殺陣シーンも含む、良質な時代劇という感じ(といってももう15年以上前か…)。ただ前半は回想の回想みたいに入り組んだ構成になっていて、かえって勿体なくはなかろうか。話の筋も若干ぶれている気がしてしまった。一転してラストに向かうほどシンプルで丁寧な進行になるが、最初から貫一郎の生涯をストレートに見てみたかった(※原作未読のため、映画の演出なのか原作通りなのかを把握せず書いております)。

余談だが、堺雅人が本作で沖田を好演した直後に大河で山南を演じるのが感慨深い。
若かりし伊藤淳史がかわいい。
Nishiumi

Nishiumiの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

最後に母親そっくりのおみつが出てきてグッと来た。家族のため、義のために戦う南部藩武士の潔い生き様。それに引き換え新撰組幹部の凋落ぶり。
元祖、単身赴任サラリーマンのサムライ魂に泣かされました。

過酷すぎる貧しい暮らしをしている妻子のために、愛する故郷を捨てて脱藩浪士になった吉村貫一郎は新選組に入隊します。
柔和な人柄と卓越した剣術を持ち合わせて誰からも好かれていた吉村ですが、新選組として活躍すれば報酬の金をせびる滑稽な一面もあり、隊士たちからは「守銭奴」とまで呼ばれていました。
でも、その金はすべて故郷で暮らす妻子のための仕送り金だったのです。家族のことを養わなければならない。それでいて、脱藩した身の吉村は家族に会うことも叶わない。誰も知らなかった吉村の抱えた事情を、時を超えた明治時代から回想するのです。
吉村の生き方は現代の、単身赴任で闘うサラリーマンをも彷彿とさせます。

家族のため、だけではありません。
吉村の中心には「自分の腹を満たす前に、他人の満たされない腹を心配する」自己犠牲の精神がありました。あと一個の握り飯を自分が食べずに、斎藤さんに分け与える優しさ。
その愛に溢れた優しさが無性に許せない斎藤さんの気持ちも理解できます。
自己犠牲って、愛に満ちて尊い反面、自分自身を大事にしていません。
もっと自分のしたい事をして、会いたい人に会えれば良かったのに。吉村が自分の幸福を求めることも、周囲の人たちが求めていた幸せだったのではないでしょうか。

大河ドラマ『新選組!』を見ていた自分からしたら、佐藤浩市が芹沢鴨で、堺雅人が山南敬助なんです。もうそれで頭の中で固定されていて、しかも佐藤浩市演じる斎藤一の雰囲気が大河の芹沢鴨と似ている上に、堺雅人演じる沖田総司も山南さんに似ているから困る。
時折、混乱しておりました。
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