ジャンヌ・ダルク裁判の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ジャンヌ・ダルク裁判』に投稿された感想・評価

pika

pikaの感想・評価

4.0

ジャンヌダルクの裁判を描いた映画で最も有名なのはカール・ドライヤーの「裁かるるジャンヌ」だろう。それとまさに言葉通り対極にあるのが今作だと思う。
感情を引き立たせジャンヌの表情を一筋足りとも逃さぬ…

>>続きを読む
YukiHomma

YukiHommaの感想・評価

4.0

ドライヤー版は鑑賞済みなので、同じ裁判を描いていながらも感情の表現の仕方が全然違うなと思いつつ、ブレないブレッソンらしさはやっぱり凄かったしハンドサインは確かにめっちゃらしさが出てる。だからブレッソ…

>>続きを読む
スルガ

スルガの感想・評価

3.8

真実のため。

目まぐるしい活躍を見せるジャンヌ・ダルクは捕らえられ、火あぶり刑になるまでを描く。

必死に抗い続けたジャンヌ・ダルクの裁判を60分間描き続ける。あまりに理不尽すぎる裁判であり、ジャ…

>>続きを読む
鳥のシルエット→無人の柱
何も変えてはならない、すべてを変えるために、だった。

大学生の時、井上くんからブレッソンのDVDボックスを借りて、これから観たのがいけなかった。
今の自分はどう思うのかわからないけど、20歳の自分には分からなかった。

そのせいで他の作品に手が伸びず、…

>>続きを読む
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

4.0
犬良し、形式の勝利

ブレッソンは好きだが、これに関しては『裁かるゝジャンヌ』の方に軍配が上がる
人物の表情をカットバックで映す会話劇は『たぶん悪魔が』『白夜』同様、ブレッソンとは相性が悪い
ただ、弁護人のハンドサインな…

>>続きを読む

ジャンヌ・ダルクものは網羅しておこうかなシリーズ。冷徹な視点というか、視点そのものの映画というか。「裁かるる」の顔面クローズアップ劇とは違う突き放しが、見せ物としての聖者に対する火刑の残酷さと普遍性…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事