ジャンヌダルクの裁判を描いた映画で最も有名なのはカール・ドライヤーの「裁かるるジャンヌ」だろう。それとまさに言葉通り対極にあるのが今作だと思う。
感情を引き立たせジャンヌの表情を一筋足りとも逃さぬ…
大学生の時、井上くんからブレッソンのDVDボックスを借りて、これから観たのがいけなかった。
今の自分はどう思うのかわからないけど、20歳の自分には分からなかった。
そのせいで他の作品に手が伸びず、…
ブレッソンは好きだが、これに関しては『裁かるゝジャンヌ』の方に軍配が上がる
人物の表情をカットバックで映す会話劇は『たぶん悪魔が』『白夜』同様、ブレッソンとは相性が悪い
ただ、弁護人のハンドサインな…
ジャンヌ・ダルクものは網羅しておこうかなシリーズ。冷徹な視点というか、視点そのものの映画というか。「裁かるる」の顔面クローズアップ劇とは違う突き放しが、見せ物としての聖者に対する火刑の残酷さと普遍性…
>>続きを読む