マリオン・コティヤールの美貌と演技を堪能するために撮られたような映画。
音楽も演出も控えめで、役者の細やかな表情や仕草から感情の機微がヒリヒリと伝わる。
結果はどうであれ、そこへ辿り着くまでの過程が…
最初は、日本では成立しない、圧倒的な文化の違いに戸惑いましたが。
中盤からは、シンプルな設定と画によって、壊れそうな、それでいて強い、サンドラの心の動きが、よく伝わってきます。
撮影技法について普段…
人間の価値はお金で表すことはできないけれど2つだけ突き出されたら彼女は13万弱の価値となってしまう、恐ろしい。
彼女は何度も水を飲み薬を飲む。何かを外から摂ることで「死んでいるみたい」という彼女の存…
15.05.29
主人公サンドラを演じた主演のマリオン・コティヤールの上手さは最早言うまでもなかろう。
90分間に16人もの同僚が登場、一人あたりにすれば数分という僅かな時間で彼らの生活状況、人間性…
系譜する作品が直ぐに出てこないがいわば本作は、ロードムービーやグランドホテル形式のように様々な人生を見つめさせてくれる。
サンドラが一晩と二日を使って自らの切迫した人生を他者に伝えて回る。いわずも…
© Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Télévisions, belge) - France 2 Cinéma