(マルコ・ベロッキオ特集) 仮装パーティーでヘンリー4世に扮した男のその後の悲喜劇。一寸無理のある展開だがコメディ色も備わってて吸引力あり。戯曲オリジナルだしM.マストロヤンニの名演で台詞の応酬が…
>>続きを読むシチリア祭り(29)
備忘のために
- 舞台はシチリアではないけれど原作がピランデッロ。ピランデッロの重々しさに、マストロヤンニのローマ風の軽さを加え、スパイスにチュニジア生まれのカルディナーレ…
「エンリコ四世」
冒頭、美しい夕焼けと車窓。落馬した男、仮装パーティー、古城で臣下の衣装、野原を馬で駆け抜ける、王、ダンス、回想、気絶。今、狂気が巻き起こす悲喜劇が始まる…本作はマルコ・ベロッキオ…
エンリコ四世、カノッサの屈辱の神聖ローマ皇帝ハインリヒ四世のイタリア名。落馬事故で狂気に陥った男は自らをエンリコ四世と称して20年引きこもる。親族と精神科医は狂人の仮装パーティに付き合い治療を試みる…
>>続きを読むサイコー!
全くポストモダン的ではない(むしろアンチな)ベロッキオが、フェリーニで名を世に知らしめたマストロヤンニを使って、まるでマストロヤンニに自己言及させているようでおかしくてたまらなかった!…