野火の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『野火』に投稿された感想・評価

塚本晋也 監督、脚本、主演。
フィリピン、レイテ島
1944年10月20日 マッカーサー上陸
1944年10月24日 戦艦武蔵 沈没
○結核
○野戦病院
○安田
○永松
○芋、タバコ、塩
○教会の若…

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4.0
ここまで戦場の絶望感を感じた作品はない。美しい自然と極限状態の人間が相まってより業の深い作品を演出しており見事だった。猿の肉を求め合う描写は地獄そのものだった。

戦争の何が1番怖いかといったら
人間の当たり前が当たり前では無くなってしまうところ。
人を殺してはいけませんという当たり前が、いとも容易く殺しましょう、になってしまうところ。
人の尊厳が消え去ってし…

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極限状態。戦争における死。自主制作とは思えないくらいのスケール。画力がある。主演の塚本晋也もやっぱいい。市川崑版の野火も見返したくなる。

90分弱の作品なのに見終わった時の激しい疲労感。
生きるも地獄死ぬも地獄、むしろ生き残った方がキツい世界のその場にいるような感覚でした。

上映後のトークショーは助監督の林さんが登壇されました。当初…

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自然と対比するように人が無残に描かれていると思った。極限状態の人間はああなるのかな。まさか人肉までとは思わなかった。かなりグロいです。戦争の恐ろしさを風化させてはいけないという思いを込めた作品だと感…

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Kimyou
3.8

恥ずかしながら、ずっと見たいと思いながら初鑑賞。塚本監督のオンライントークショー付き@新文芸坐。
鑑賞後、監督の思いを聞けたのがとても良かった。映画は人間というリアルをこれでもかと描き出してるし、ト…

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3.0

撮影地は沖縄?
1人で芋見つけて銃を捨てた時は人の顔になったのに
伍長と一緒になって、再び戦地に戻るとどんどん兵隊の顔になっていく
極限の空腹
仲間がおかしくなって、肉片になっていく
終わってからも…

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