ブルー・リベンジのネタバレレビュー・内容・結末

「ブルー・リベンジ」に投稿されたネタバレ・内容・結末

因縁となった事件の全容が明かされるまでかなり引っ張る。明かされた頃には登場人物の名前を所々忘れてるから混乱する。でも蓋を開けて見たら痴情の縺れからの殺人。不義の子の立ち位置、キャラも、いい、ずるい。セリフや扇情的な音楽がほぼない、静かな雰囲気は好き。主人公の危うさも好き。焦らされるの嫌い。
太ももに刺さった弓矢を車のドアに挟んで固定して、事前にホームセンターで買っておいたハンドソーを使って自分で切断するシーンが面白かった。
きっと行動せずにはいられなかったんだろうが復讐すべき相手はもう居ない‥
けど後には引けなくなった感じだった。
虚無感が残る映画だった。
つまらなくはないんですが。。

無計画…行き当たりばったりで復讐していく奇跡のようなストーリーです。

主人公・・・この人。。すぐ寝る。あまりの緊張で逆に眠くなるのか?

リアルなようで、、いや、リアルか?銃社会でこの無計画は流石に浮世離れし過ぎ??

ゴロゴロしてたなら、もうちょい用意しとこう!

寝る寝る寝ーるね
好き

両親殺されたら相手の一家皆殺しにしたいきもちはすごいわかる。

冴えない主人公、うまくいかない復讐、最後は成し遂げる。
なんだろ?私この映画好きだわ。
評価低いけど。失速感は否めないけど。荒削りではあるけれど。
復讐。復讐に至る理由。復讐をやめない理由。明かされる真実。
どうしたらいいのか、どうしたいのか、主人公の迷いが凄くリアルでイイ。
主人公は、もうとっくに終わってた。事件があってから時が止まってたんだな。
馬鹿だな。自分の人生を生きればいーのに。蓋を開けてみれば、痴話ゲンカの末の両親殺害。あー…クソな復讐。あー…人生もったいない。あー…人間って…😢

私好みの、人間がいかに愚かしいかを描いた、果てしなく暗い映画だった。
両親を殺され、人生が狂ってしまった主人公ドワイト。
ホームレス同然の生活を送るドワイトは、犯人が釈放されることを知る。
犯人を殺し復讐を終えたに見えた。

「濡れ衣だ」

両親の敵であると思っていた男は、犯人ではなかった。
そして真の犯人は既に死んでいた。

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ドワイトのキャラクターがなかなか独特で、マッチョでもないし、頭がいいわけでもないし、気弱で多分優しい。

映画から何か強いメッセージを感じ取ることはできなかった。けど、やっぱ殺人と復讐はダメですね。

表現の仕方が間接的というか、全部説明しないのが個人的には好き。
例えば、コップの水をガブガブ飲んで、その後墓石に水がかかるシーン。あれ小便を掛けてると受け取ったけどそれであってます?
敵の息子は、実は腹違いの弟かもしれない、とか。
よくわからなかったのは、旧友と分かれる時に、バッテリーが外されてた?の?よくわからなかった。誰か教えてください!
リベンジではあるけどほんとにリベンジできたのかはわからない
結局真犯人は?と思ったけど
友達が超いいヤツ
前半の展開がけっこう予想外だった。
主人公が復讐する相手側も、結局は主人公と同じ立場だからどちらも可哀想で哀しい。
脚の応急処置を自力でしようとして、結局上手くいかず病院行くのはリアルな感じで笑った。
もう最初からずっと切ない。無常感漂うムードで淡々と描かれる復讐劇。

付けっ放しのTV、テーブルには食べかけの食事、壁に掛けられた「ReLaX/リラックス」と書かれたロゴパネル、次いでバスタブに浸かる男、…がなにやら蛇口を開けたり閉じたり、外出していた親子連れの一家が賑やかに帰宅すると、窓を突き破って全裸のまま男が飛び出し、逃げてゆく。なんと彼は浮浪者で他人の家の留守中に勝手に上がり込んでいたのだ。

伸び晒しの頭髪に髭、薄汚れたよれよれのTシャツ、見るからに貧相で虚ろな目をした主人公ドワイト。
海辺に停めてある青いセダンが彼の寝床で、長いこと風雨に晒されたボディは塗装が剥げて色褪せ、所々が錆付いている。

多くを語らないシークエンスの、それでいて雄弁に語りかけてくるかのような絵作りにセンスを感じ引き込まれる。
翌朝、彼を訪ねて来た黒人の婦人警官エディとは見知った間柄のようで、てっきり家宅侵入の件を咎めに来たのだと思いきや、そうではなく別に重要な話があるのだと言う。
警察署でエディから告げられたのは、ドワイトの大切な人達を奪った男が近日出所するという事、それも刑期を終えてではなく司法取引に応じての釈放だった。ドワイトの身柄を案じたエディは彼を署で保護すると忠告するが、その声はもうドワイトには届いていなかった。翌日、彼は男に復讐するべく行動に出る。

本作で興味深いのはドワイトが戦闘において全くの無知で場馴れしていないど素人という点にある。彼の行動は先ず武器を入手しようとする手際からして場当たり的でおぼつかない。相手はデカい白塗りのリムジンを転がすようなチンピラ一家。思ったより組織立っている訳ではないが、家中にしこたま銃火器を所持していて、前科持ちもいる、何より一家の落とし前は司法・警察機構に頼らず、当然のように自分たちで行うという荒事慣れした連中だ。もう観ていてハラハラしっぱなし。凄い緊張感だ。
リベンジものの主人公の多くは怒らせたらヤバイ、戦闘に秀でたキャラクターであったり、元は善良な市民であったが覚悟を決め、復讐を実行し、暴力に染まってゆく事でやがて相手と同化してゆくような、物語に呼応して変化してゆくタイプであったりする。だがドワイトは最初から最後まで迷いや躊躇いを捨てられない、気弱な小市民のまま復讐を実行する。そしてそれが物語の現実味と悲劇性をより深いものにしている。
復讐相手のウェイドを揉み合いの末、何とか仕留めたドワイト。この暴力の凄惨さをきちんと描写しているのも頷きポイントだが、この後の逃げる一連のシークエンスがまた良い。追手の脚を奪うためにリムジンのタイヤをパンクさせるが、勢い余って手を怪我してしまう。自分の車に戻っていざ発進させようとするも、いつも大事そうに首にかけているキーがない。(このキーを巡るカットの、店に乗り込む前と後とを全く同じ画角で見せてるのも上手い。)仕方がなくパンクさせたリムジンを奪って逃走するハメになる。この鈍くさくて少しも恰好良くない、そして実に生々しいリアル感。
追手を振り切って逃げる事に成功したドワイトだが、後部座席に誰かが乗っている事に気付く。そしてここから物語は一転する。

ドワイトの奪われた大切な人達というのは彼の両親で、なおかつその殺害の実行犯として服役していたウェイドは濡れ衣であるという。では誰が両親を殺したのか。何故殺されたのか。
その言葉の真偽に困惑しつつも、一旦身を潜める事にしたドワイト。例によって空き巣に入った家で身を綺麗にし(ヒッピーのような風貌からさっぱりすると、より小市民感が増してもはや痛々しいまでにヒロイックな要素がゼロに感じられる)、ニュースを確認するが事件についての報道が全くない。連中が自身の手で報復行動に出るという可能性を察知すると、失踪して以来いちども顔を合わせることのなかった姉家族に危害が及ぶと考え、会いに行く。
ここでの姉弟の会話、お姉さんのリアクションが強烈にリアルで、同じ痛みや苦しみ、そして憎しみを共有しながらも、自分なりにそれを乗り越え、所帯を持ち今を生きる姉と、事件以降時間が止まってしまったまま生きてきた弟の対比、その感情があまりに切ない。実はこっそり顔を見に会いに来ていたというのももう切なすぎる…。

姉一家を避難させたドワイトはその家で襲撃に備える。感情に身を任せ、迂闊にも無計画に自らが始めてしまった復讐行為、それは報復の連鎖を呼び、姉家族を危険にさらした、そのけじめをつけるために。そして両親を殺した犯人とその真意を探るために。

この復讐劇の顛末の無常感たるやこの上ない。復讐相手はとっくに病死してて、しかも両親が殺されたのは父親がその男の妻を寝取ったから。何も知らない母親はただ巻き添えで殺された。そして自分が殺したのは直接関与していないその男の息子たち。
リベンジもののテーマ、そのお約束といえば「暴力による報復は連鎖を呼び、更なる悲劇と破滅を招く。後に残るのは虚しさだけ」というものだが、本作ほどストレートにそれが反映されているのは珍しいと思う。それもこれだけ捻りのある展開で。
この一家はヤバすぎるから生かしておいては姉家族が危ない、だから皆殺しにする。すまないと謝りながら。自分が間違っていると知りながら。
ドワイトは唯一、その男の末息子を報復の連鎖から逃がす。ひょっとしたら腹違いの弟かもしれないその少年は、確証はないが、たしかにその一家の中にあってひとり毛色が違って見える。兄の出所祝いのパーティーに1人だけ出席せずに車に残っていたのも、一家の粗暴な気風を嫌っていたからかもしれない。家族の窮地に一度はドワイトを撃つが、とどめを刺せと命じる母?姉?たちの怒声を拒み結局は家族を見捨てて逃げ出してゆく。そんな彼にほんの僅かでも希望を託したかったのだろう。


青を基調とした素朴で美しい絵作り、それに反して生々しいエッジの効いたバイオレンス表現、信憑性のある会話台詞、倒置法的な語り口も印象的で意外性を齎していて、それが一つひとつのカットにきちんとした周到な計算が感じられる、実に巧みな演出力だと思う。そして何よりキャスティングが非常に優れていると感じた。主演のメイコン・ブレアは言うまでもなく、脇役に至るまで印象に残る。例えば冒頭の黒人の婦人警官を演じたSidné Andersonのふくよかな、母性を感じさせる話し方など、ドワイトの境遇を知っていて思いやる様子が、同時にドワイトというキャラクターのもつ子供のような寄る辺なさというか、不安定な印象を際立たせるのだ。そういうさり気ない印象作りによって感情移入を促す、そういった演出が非常に巧いと思う。
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