アニマル・キングダムの作品情報・感想・評価

「アニマル・キングダム」に投稿された感想・評価

mxvrt

mxvrtの感想・評価

4.5
ローリングストーン誌のコメント「気絶するほど美しい」を見てすぐ観ようと思った。主人公ジョシュア(J)が冒頭、救急隊員が母を処置してる横で立ち尽くす感じでもうもう。あのシーンだけでこれまでJがどんな環境で育ってきたのかが一発で飲み込める。Jが全然感情を出さないのは彼は子供の時からずっと感情を殺すことで生きてきたからだと思う、子供らしく笑ったり、泣いたりできない時、感情を表に出さないことで自分を守ってきたんだと思う。それがどんなに辛いことかと思うと。彼が感情がないのではない証拠に後半さすがに耐えきれず、の場面には…涙腺ーーー!1番すごいと思ったのはラスト近く。Jが車で移動する車内、同乗している警官がいたずらに無神経にJに銃を向けるシーンで涙腺決壊。警官はJが何も反応しないので興味を失って窓の外に視線を移す…あの興味を失う感じ!あの警官の行動が全てを集約してると感じた。Jはずっと大人の身勝手さ無神経さに大事なものを奪われ続けても黙って耐え居場所を探して…涙腺ーーー!Jの最後の決断は必然ではないかと、それだけに悲しい…涙腺ーーー!
一応ギャング映画とも言えますが、その世界を牛耳るような大物は登場せずにチンピラ風なファミリーを中心に話しは展開します。
主人公の高校生の少年が母を亡くして、祖母を頼って連絡したのが事の始まりです。祖母の一家はなんとギャングファミリーで、少年はとんでもない世界に引き込まれていくのです。
普通の人が当たり前のように享受するような普通の生活はなく、ギャングの世界は血を血で洗う殺し合いが日常化してます。やがて主人公は、恋人をファミリーに殺され血縁ものたちを相手に法定での証人になることを決意します。そこに至るまでの彼のポーカーフェイスが何とも印象深いです。ギャングの世界の理不尽さに対する怒りと軽蔑が静かなる感情として増大しているように思えました。
やがて普通の少年が、ファミリーの人間のように狂気に目覚めた時に起こした行動はなかなか怖いものがありました。あまりにも淡々としすぎてましたから…。
祖母の存在感も見逃せないところです。息子たちは死んでいったものの、新たなる王を受け入れるラストシーンは祖母の価値観を思い知らされます。
あとガイ・ピアースがシブかったと思います。年をとってからの貫禄も感じました。彼の存在だけでもクライム映画としての本作の値打ちを低いものにしなかったと思います。
2回目です。すごく地味に移ってしまう映画かもしれないけど、ごく普通の環境から特殊な環境に移った際の主人公の感情を追った、実はすごい名作だと思う。
がい

がいの感想・評価

3.7
異様な空気から始まり
独特な母親とその家族を覗き見してるようなリアルさもあり
ベンメンデルソーンとジョエルエドガートンとの並びにウホウホし
ベンさんいい感じに狂気な小物を演じてる
skgc

skgcの感想・評価

3.5
実話が元ってところも全体の空気感も、スノータウンとよく似てるなと思った。
暗くて淡々としてて、ショッキングなはずなのに出来事全てがサラッと流れて行っちゃうね。
絆と連帯感が強いのはいいけど、こんな結末になるとは。
ジョエルエドガードンかっこよかったのに。

家族の示す道から逸れようとする者に対して、その正誤関係なく、まるっきり非難とかしたらあかんよなー
レトロ

レトロの感想・評価

2.0
母の死により、母方の祖母の家に引き取られる事になった高校生のジョシュア。しかし、その家の住人は銀行強盗や麻薬の密売などで生計を立てている「犯罪一家」だったという、実話に基づいた作品
犯罪で生計を立てているというにも関わらず、これといって目立つ犯罪描写がないまま警察の特捜班にマークされているので、本当にこの人達は悪い人なの❓
それと特捜班の行動、あれ無茶苦茶じゃないですか❗
なんで、いきなりああいう行動に出たのかまるで意味不❓❓で、犯罪一家よりもこいつらの方がヤバいだろうと思いました😧
あと、出てくる人物が同じような顔であまり特徴がないので、誰が誰だかわからないよ❓❓❓
なんか疑問・疑問の嵐の様な作品でした🤔
kogacola

kogacolaの感想・評価

3.6
見入ってしまう。
嘘くさくないストーリー、調べたら実話でもある。
家族の絆は強いけど、時にそれは狂気となる。
優しそうなスマーフが1番怖い。
終盤になるにつれ目が、笑顔が怖すぎる。
主人公ジェイの人生の迷い、選択。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
このファミリーは浅はかな長男の愚行により崩壊の一途を辿るのだが、パターン的には既視感があるも、終始感情を程よく表に出さない少年に抑制の効いた一家の犯行、そこに祖母や警察をいい距離感で絡めて行き・・・家族も警察も信じ切れなくなって意を決したラストは秀逸で、あの祖母と少年の微妙な関係の続きも見たくなる余韻に持っていくあたり、実に巧い。
そして、ジャッキー・ウィーバーがグッジョブ。
しかし、音楽の使い方はマイケル・マン監督作品を思い起こし、かなりの豪州作品で・・・この空気感を保てるなら、ハリウッドでのリメイクも見てみたい。
Riku

Rikuの感想・評価

3.9
犯罪一家のお話し。

母親が亡くなったことにより親戚一家に引き取られた主人公ジェイ。しかしその一家は全員が犯罪に手を染めている「犯罪一家」だった...
叔母がまるで首領(ドン)のように君臨している(゚o゚;;

『25時』や『トレインスポッティング』とか、この映画みたいなクライムドラマ好きだなー。

ガイ・ピアースが渋かっこいい!!
Aika

Aikaの感想・評価

3.9
母をヘロインの過剰摂取で亡くし、疎遠だった祖母の家へ引き取られることになった17歳のジョシュア。
しかし祖母に3人の叔父たちは様々な犯罪に手を染める犯罪一家だった。

子供は親を選べない。そして最悪の環境では将来も選べない。
どうしたってジョシュアに同情したくなる環境。なのに彼は母が死んでも、麻薬や拳銃を渡されても一切感情を見せないので、非常に感情移入しにくい。

一家がどんな犯罪を犯しているのかも詳しくは描写されないので、中盤まで感情の拠り所もなく淡々した展開を見守ることしかできなくて。
これはハズレかな…と思った頃、ジョシュアが感情を見せなかったことが好転して、犯罪一家に従するのか反抗するのかどちらに転ぶかのスリリングな展開に。

ここは弱肉強食の世界、アニマル・キングダム。新たな支配者は誰になるのか。どどん!

先の見えない中盤からラストまでは緊張感たっぷりで面白かった!

元ネタはオーストラリアに実在した犯罪一家ペッティンギル一家なんだそう。
調べたら映画より更に派手で危険な一家だったからびっくり。
>|