昔々、アナトリアでに投稿された感想・評価 - 4ページ目

『昔々、アナトリアで』に投稿された感想・評価

ルネ

ルネの感想・評価

3.0

トルコの名匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、広大な草原地帯で殺人事件の遺体を捜索する男たちが織り成す人間模様を重厚なタッチで描き、第64回カンヌ国際映画祭で自身2度目となるグランプリを受賞したドラマ。

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アナトリアに吹く風と葉の擦れる音。輪郭を照らし出す強烈なオレンジ色の光と。

夜がそれぞれの人生の重さと孤独を炙り出し、娘の美しさがこの世へと引き戻す。
朝になりそれぞれの生をまた生きる。
死は予想…

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kot

kotの感想・評価

-

映像に雰囲気があって、美しかった。
が、内容的にはリアルタイムの時間軸で会話劇が進んでいく感じで、仕事の後に観たせいもあり、寝落ちしてしまった。
起承転結がハッキリあるというよりはニュアンスを感じと…

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sunflower

sunflowerの感想・評価

4.5

これまた凄い作品に出会えました。

アッバス・キアロスタミ監督のジグザグ三部作を見ているような、はたまたタル・ベーラ監督の長回しシーンを観ているような心地良さを感じながら、この2時間半に身を委ねてみ…

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イランのキアロスタミ的な静かな余韻を残しながら、社会性のあるテーマを物語にまぶしていく演出スタイル。眠い日に見ると失敗する。オフビート。
トルコという国の特殊性、イスラムと欧米化の社会的な歪みみたい…

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会話と時間の進み方がアラブって感じした

一つだけいいセリフがあったから救われたけど、基本的に平坦で何か起こるわけでもないから、すごく長かった
Junpei

Junpeiの感想・評価

4.5

矢継ぎ早に差し込まれる風景は絵画の様な美しさや壮大さがあった。特に三台の車より出されるライトは、普段気にも止めないがこの様な綺麗な見え方もするのだと思った。取り留めのない下らない会話も(この辺はタラ…

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やべぇ、わかんねぇ。
お茶おくり

冴え渡る感性、最期の対話。
少女は唯物からの変化を促し、幻覚を見せ、タバコを渡し、ジョークを飛ばす。
完全なる美は、寛容さを伴う反逆なのだろうか。
私もまた、それを求めている。
とてつもなく情緒的に詩的に静かに生と死を描いている。
強めの酒飲みながら寝る前に観たいような映画であった。

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