ある殺人事件の実況見分から遺体の検死解剖へ至る警察や検察、解剖医たちの行動が描かれる。
劇中説明的台詞がほとんどない。
ゆっくりと時間が流れ、他愛もない登場人物同士の会話でほとんどが占められている。…
【第64回カンヌ映画祭 グランプリ】
『雪の轍』ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作品。カンヌ映画祭でグランプリを受賞、トルコ・アカデミー賞では作品賞など10部門を独占したという。日本では劇場公開されず、…
難解?単純?忍耐力が必要なトルコ長編映画
ユスフ三部作の一つでトルコ映画の洗礼は受けていたので、本作も序盤から同様の雰囲気を感じる。
ストーリーに商業映画的技巧を凝らすことなく、あるがままの事象を…
第64回カンヌ国際映画祭グランプリ。
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督作。
トルコの鬼才ヌリ・ビルゲ・ジェイランが2011年に手掛けたサスペンスで、遺棄された遺体の捜索に当たる人々の姿を見つめます。
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事件の真相に迫っているようで迫っていない。何気ない会話が多く物語の具体的な輪郭が掴めず少し難解な作品ではありましたが淡々としたショットや環境音がジワジワと染みてくる。
検事とドクターの会話が印象的で…