殺人犯に酷似した男に出会ってしまった三組の視点から「信頼」の難しさを炙り出していくドラマ。犯人探しを土台にしつつ、疑ってしまう者、疑われてしまった者、信じた者、信じられた者、というそれぞれの関係にフ…
>>続きを読む間違いなく邦画の中では個人的に5本の指に入る映画。
まず、本作には全くをもって救いが無い。
そして言葉では言い表し難い、やるせなさと惨さがある。
本気で心が疲れたけど、その分本気で観れた120分だ…
『あなたは大切なものが多すぎる 本当に大切なものは増えるんじゃなくて減っていく』
She'sのLetterという歌の歌詞を思い出した。
♪僕らは大切な人から順番に 傷つけてしまっては 後悔を重ねて…
ミスリードとは違うのかも知れないが、身元の不確かな男3人。
それぞれの出会いの中で関係が深まっていくが…
心の底から信じること、それが愛するがゆえに難しいというジレンマ、結果がもたらす後悔と絶望。
…
冒頭の、凄惨な殺人事件現場の映像からしてものすごく衝撃的。
犯人は壁に「怒」の血文字を残し、殺害のあとも現場に残り食事した形跡があるにも関わらず、未解決事件となる。
動機も何もかもがわからない点から…
重かった!
構成が珍しくて、面白かった。
人を信じるのって難しいことなんだなと。
信じたいけど、疑ってしまう。どんなに愛する人でも全てを知ることはできなくて、、。
宮崎あおいの「警察に通報した。…
(C)2016映画「怒り」製作委員会