このレビューはネタバレを含みます
内藤礼のドキュメンタリー。監督は内藤作品のファンでもある。撮られることを嫌う内藤は撮影半ばで出演を拒否。監督は代わりに年代の違う女性5人を連れて母型での様子を撮ることで描けるものを探る。内藤作品は好…
>>続きを読むきわめて私的な作品
"自分がいるという実感を持ちたいということと、自分がいるということを忘れるということは、殆ど同じようにある"
"自分がいるということを忘れるための行為、お祈りみたいなもの"
「地上はどんなところだったか」
内藤礼さんの作品を見ているとやわらかな光につつまれているように感じられる。
生まれること。生きていること。ここに存在していること。それ自体を祝福だと思える日まで、探し…
内藤礼と監督の、静かに繊細に紡がれる交流。
存在するということ。
他者がいるということ。
ここにいるということ。
生きていることは、
それ自体
祝福であるのか
母型に包まれた時、
全ての境界線…