ジャンコクトーが原作、脚本、ナレーションを務め、ジャンピエールメルヴィルが監督した恋愛映画。病気がちな弟を介抱する姉の話。
同性愛×近親愛というまさに偏愛すべきジャンルを描いた破滅的な作品でした。…
このレビューはネタバレを含みます
ナレーションが鬱陶しい。詩の朗読を聴いているようだった。子どもには到底見えない面々のいろんな愛のさまはわかるんだけど、誰ひとり好きになれなくて面白みを感じなかった。
俯瞰撮影には、おやっ!なんか新鮮…
「破滅へと向かう」
互いに依存しあった姉と弟を描いた作品
互いに罵り合うような会話で作られる破滅しそうな2人の世界を描いていた。
◆支配的な姉と夢遊病の弟の、謎の出発は、夢の出発なのか、何かの…
メルヴィル監督の硬質な演出とジャン・コクトーの詩情豊かなイメージが融合した野心作だが、コクトーの支配力の強さを感じる作品だった。破滅に向かう子供部屋の死のイメージを幻のように描く幻想的な描き方は『オ…
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