多才な芸術家J・コクトー原作の映画化
⭕️良いところ:
「サムライ」J=P・メルヴィル監督のフィルム・ノワール初期の芸術作
美術スタッフのこだわりが随所に観れる
「死刑台のエレベーター」A・ドカエ…
このレビューはネタバレを含みます
1つ1つのカットにいちいち重みを持たせず、水が流れるようにサラッと展開していく。しかし、そこには「含みがある」というより、観客の側が「含みを感じる(生み出す)」ようなレトリックがあり、まるで小説を…
>>続きを読む ダルジュロスは天使のような見た目の悪魔みたいな人間、周りを夢中にさせるがやる事なす事は残虐。少ない登場ながら圧倒的な存在感を放つ。
姉弟の関係性は近親愛というよりも、独占欲と共依存という言葉の方…
4Kレストア版と感想同じです。
キネカ大森の名画座二本立てで鑑賞したが、この二本立てのテーマは少し飛び過ぎのような気がする。
1950年の映画と2014年の映画観て、姉弟の関係だけがおんなじって感…
親を亡くした姉弟の姉エリザベートが夫にも先立たれ遺産と豪邸を受け継ぎ、弟ポールと親友ジェラール、アガトを交え始まった四人暮らしで芽生えた恋とその悲惨な顛末。女装した友人に瓜二つなアガトへのポールの倒…
>>続きを読むジャン・コクトーの原作は数回読んだもの。その原作者のコクトーもスタッフとして参加しているので、映像化作品の決定版のはずなのに、どうもズレを感じてしまう。
原作の印象では登場人物達はもう少し幼いイメー…
このレビューはネタバレを含みます
ナレーションが鬱陶しい。詩の朗読を聴いているようだった。子どもには到底見えない面々のいろんな愛のさまはわかるんだけど、誰ひとり好きになれなくて面白みを感じなかった。
俯瞰撮影には、おやっ!なんか新鮮…
「破滅へと向かう」
互いに依存しあった姉と弟を描いた作品
互いに罵り合うような会話で作られる破滅しそうな2人の世界を描いていた。
◆支配的な姉と夢遊病の弟の、謎の出発は、夢の出発なのか、何かの…